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はじめに
幼児向けの国民的アニメといえば何でしょう?アンパンマン?トーマス?
性別にもよると思うのですが、人気のキャラクターってだいたいどこの家庭も同じだと思うんです。
ところがどっこい、ウチの息子(もうすぐ3歳)がハマっているのは「スーパーウィングス」。皆さん、スーパーウィングスってご存知です?
え、これカーズのパクリ…
僕もですね「こんな誰も知らんアニメなんか子供に見せられん」と思っていた時期がありました。
しかし!良く良くみてみるとこれがまたキャラものとしても、教育的観点からも、良質コンテンツだったのです。
そんなスーパーウィングスについて、今日は紹介すると共に…
もし普段からご覧になっている方がいたら、とあるキャラクターについて語りたいのです!その点も後半でお話しようかと。
とりあえず、まずはこのスーパーウィングスがどんな作品なのかをお話しますね。
スーパーウィングスとは
作品名 | 『スーパーウィングス』 |
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配信サイト | Netflix |
配信シーズン | シーズン1(52話)/シーズン2(52話)/シーズン3(40話) ※Netflixで鑑賞できるのは2020年1月現在シーズンのみ |
この作品、実は韓国・中国・アメリカの会社が共同制作しているんですね。日本の会社は関わってません。なので、あんまり知名度がない作品なのです。
日本ではNetflixで観ることができます。ウチもNetflixで子供に見せる作品を探していたところ、たまたま見つけたのがこの作品でした。
吹き替え版もばっちり存在するので、Netflixに加入さえしていれば気軽に楽しめますよー!
スーパーウィングスは何がいいのか
そんなスーパーウィングスですが、かなり良質コンテンツだと思っています。その理由はこちら
1. ストーリーの進行が決まっている安心感
ドラえもんが「のび太が困る⇒秘密道具を出す⇒あらぬハプニングが起きる⇒オチ」という流れが決まっているように、この作品も基本的な流れが決まっています。
- ジェットという主人公の飛行機が、とある国の子供に荷物を届ける
- その子供とジェットが届けられた荷物を使って遊んだり働いたりする
- 何かトラブルが発生し、解決のために助っ人の仲間(毎回違う)を呼ぶ
- 事件解決して、子供に別れを告げる
こんな感じです。流れが決まっていることで、子供と観る上でも「次は〇〇が出てくるかな?」という会話ができたり、安心して鑑賞できるのです。
2. 世界各国の事情をざっくり知ることができる
これが最も良作と呼べるポイントかもしれません。
毎回、主人公・ジェットが荷物を届けるところから始まるのですが、毎回訪れる場所がフランスだったり、中国だったりと変わるのです。アニメの冒頭ではその国の紹介がされるので、子供ながらに例えば「アルゼンチンはサッカーの国なんだな」というのが自然と入ってくると思うんです。
アニメを楽しみながら勉強にもなるって、幼児向けエンタメの理想だと思います。世界情勢がわかるコンテンツって以外と日本では見られない気もするので、こりゃあいい作品だなと。
3. ちょうどいいキャラ数で、偏りがない
トーマスは200以上キャラがいることで驚きですが、スーパーウィングスに登場するキャラクターはだいたい13種類(※シーズン2)と、多くもなく少なくもない、ちょうどいい数のキャラ数なのです。
しかも、これまたトーマスと比べるのもアレなのですが、キャラの登場回数にそこまで偏りがないのです。
ストーリー展開として、毎回その時のトラブルに必要なキャラクターが2~3体ずつ登場するのですが、ちょうどいいバランス。
どんなキャラがいるかというと、たとえばこのキャラは飛行機ながら地中の穴を掘れるという規格外の設定(飛行機である必要は・・!?)
地中のキャラもいれば、水中を自由に動けるキャラクターもいたりして(これも、一応飛行機…)
子供たちがどのキャラクターを好きになってもいいように、登場回数が配慮されてるような気すらします。うーん、これは良質!
大人としてツッコミてぇ
ということで、スーパーウィングスを絶賛しまくりましたが、大人目線で観ているとツッコミたくなることもしばしばなのです。
まさに、この部分を共感してほしくてこの記事を書いたといっても過言ではありません。この思い、共有したい・・・!
1. 救助を呼ぶ理由がザツ
毎度トラブルが発生するも、主人公・ジェットだけだとどうにもならない・・・。そこで、様々な専門分野に特化した飛行機たち「スーパーウィングス」を招集することで、トラブルを見事解決します。
もちろん「氷山に引っかかった船を動かしたい」だったり、「壊れた橋を修復したい」だったりと深刻なトラブルもあるんです。しかし、中には「え、それ救助呼ぶ必要ある!?」というトラブルも。
たとえば「あの子とあの子を仲直りさせたい」的なお願いに、国家予算を投じているであろうスーパーウィングスを招集してしまいます。
もっとびっくりしたのは「あいつを笑わせたい」的なお願いに、ロボット飛行機たちを読んでしまうのです。たぶんロボットじゃなくてミルクボーイとか呼んだほうがいい。
今、会いにいけるアイドルよりもすぐ会えるのがスーパーウィングスたちなのです。
2. 実は不遇なキャラクター
現在Netflixで鑑賞できるシーズン2(全52話)のうち、各話の登場キャラクターを調べてみたんですよ。すると先述のとおり、まるで計算したかのように各キャラクターの登場回数のバランスがいいんですね。
もちろん、主要キャラと思われるキャラと、そうでないキャラの差がは若干あるものの、多くのキャラクターは2割くらいの確率で登場していて、たとえどのキャラクター推しになっても楽しめるようになっているのです。
僕は過去にきかんしゃトーマスの「エドワード」というキャラクターにフォーカスした記事を書いたことがあるのですが

エドワードは作中でも随一の良いヤツなのにも限らず、最新シーズンではまさかのレギュラー落ちという不遇の状況にあるキャラなのです。それを不憫に思って思いを記事に書いたところ、多くの方に賛同いただけました。笑
今回も、「そんなキャラがいたら嫌だな」と思い調べたキャラ毎の登場回数。比較的バランスが良いものの、明らかにかわいそうなキャラが存在しています。
それがこいつ
彼の名はフリップ。シーズン2の途中から電撃加入するという、鳴り物入りでデビューしたスーパーウィングス。
たとえるならスーパー戦隊でいう6人目のヒーロー、ドラクエXIでいうグレイグ、スラムダンクでいうミッチー的なポジションな訳で、それだけ見ると期待が大きそうなキャラクターに見えるのですが。
しかし、このビジュアル
主人公とめちゃくちゃ被っている・・・
これが主人公↑
まさにトーマスでいうエドワード感が満載の彼。
トーマスよりタチが悪いのは、エドワードはトーマスと被ってるといいつつ、同じ青のキャラは無数に存在しますが、
スーパーウィングスの場合、赤いキャラはフリップと主人公のジェットだけ。じゃあ違う色にしてあげたらよかったのに…
100歩譲って見た目の話はいいとしましょう。
このフリップ、シーズン2全52話のうち、中盤の第25話&26話で初登場し、でスーパーウィングスに加入するのですが…
それからしばらく登場しません。
いや、そんなフューチャーした新キャラなら3回に1回くらい出してあげなよ!と思うのですが、以降登場するのは他の人気キャラばかり。
ラスト約10話で6回登場するという、見事な帳尻合わせ感で無理やり登場回数のバランスをとらされています。スタッフの「あ、フリップ出すの忘れてたわ」というセリフが思い浮かべられるよう。
しかもですね、このフリップ、
その後のシーズン3には一切登場しません。
なぜ、フリップという存在が生まれてしまったのか。これではあまりにもかわいそうだ…。
おわりに
フリップという悲劇のキャラクターは存在するものの、基本的には良質コンテンツである「スーパーウィングス」。
Netflixに加入していてお子様のいらっしゃる方はぜひチェックしてみていただければと思います。
Netflixって幼児向け番組がほかにもたくさんあるんですよねー
もしおすすめの番組があったらぜひ教えてくださいな!