
どうも、ユート・クライフ(@chiripama)です。
成長するために、「こうありたい」という姿をイメージすると良い、という話がありますよね。
僕は逆に「こうありたくない」という姿があって、それが
「ビジネス横文字を多用する人」
だったりします。(一時期話題になった「オポチュニティ」的なアレですね。)
人から指摘されて気づくんですが、普段無意識のうちに相当使ってしまっているようです。といっても僕だけではなく、勤めている企業がIT系ということもあって、周囲のメンバーも相当使ってるんですよ。
持論としては、社内で多用する分には「ちゃんと伝わる」ので全く問題ないかなーと思ってます。ただ、プライベートでも出ちゃうのはマズイ!
この前も「保育園の説明会の日ってフィックスした?」なんて言っちゃって、嫁ちゃんの頭の上にハテナマークが3つくらい出てた気がします。
ということで、完全に自分への注意としての意味合いも大きいですが、よく使ってしまう「ビジネス横文字」をここにまとめておこうと思います!(振り返っているうちに、誤用も多いなぁーと気づいた今日この頃)
1. フィックス
日時・場所などを決めること。
(デジタル大辞泉)
【解説】
自分はキャンペーンや販促施策を企画することが多いんですが、開始日を決める時によく使っちゃう言葉ですね。あと、日時・場所以外でも何かが決まることを「フィックス」って言っちゃいます。これは誤用なんでしょうか?
【キミも使ってみよう!使用例】
「結局、エヴァンゲリオンの新作公開年ってフィックスしたの?」
2. エスカ
業務上の下位者が対応しきれない事態が発生したとき、上位者に報告し、事態の対応を引き継ぐこと。
(デジタル大辞泉)
【解説】
下位→上位っていうのは知らずに使ってました。確かに「エスカレーター」って上下の概念ですもんね。でも、今は対応がめんどくさいものを人にふる時に「エスカ」って使ってます。でも(しかも略すとするなら「エスカレ」?)
【キミも使ってみよう!使用例】
「貴乃花がちゃんとエスカしてれば、理事を解任されなかったかもしれない」
3.フィジビリ
プロジェクトの実現可能性を事前に調査・検討すること
(Wikipedia)
【解説】
正式名称「フィジビリティスタディー」。いわゆる「テストマーケティング」ですね。これは社内でも一部でしか聞かないかもしれません。よくよく調べると、リクルートの社内用語みたいですね。社内にリクルート出身の人がいたのかなぁ。ちなみに、ウチの部署では聞かない日はありません。ってくらい多用されてます。
【キミも使ってみよう!使用例】
「永久脱毛するかどうか、まずは除毛クリームでフィジビリしてみようよ!」
4. カバレッジ
あることが及ぶ範囲。あることが適用される範囲。
(大辞林)
【解説】
ついこの前、自分のお金の使い方についてインタビューを受ける機会がありました。とある質問で、「Quick Payは便利だけど、使えるお店が少ない。カバレッジを広げて欲しい」という回答をしましたが、これは使い方合ってるんでしょうか。
【キミも使ってみよう!使用例】
「ひょっこりはんが確実にウケるカバレッジはだいたい12歳以下」
5.コンセンサス
人々がコミュニケーションを媒介してある命題を相互承認すること
(ブリタニカ国際大百科辞典)
【解説】
エラい人とエラい人が意見を合わせて欲しい時に「も〜コンセンサスとってくださいよ〜」っていうテンションで使います。
【キミも使ってみよう!使用例】
「全員のコンセンサスがとれてないのに「たけのこの里」を買うのはやめてよ!」
6.リクープ
損失などを取り戻すこと。費用を回収すること。
(デジタル大辞泉)
【解説】
これも仕事柄よく使います!費用をかけるときに、いつ回収できるのか。その回収の意味で「リクープできるのはいつ」みたいな。
【キミも使ってみよう!使用例】
「コーヒーにはやっぱりクリープが一番だよね」
7.インビ
招待。招待状。
(デジタル大辞泉)
【解説】
これは社内用語な気がします。人を会議にお誘いする時にアウトルック(メーラーソフト)のインビテーション(招待)機能を使うんですが、その時に「インビを飛ばす」っていう言い方をしますね。
【キミも使ってみよう!使用例】
「ライアーゲームの事務局からインビが飛んできたよ」
8.エビデンス
証拠、根拠、証明、検証結果
(日本大百科全書)
【解説】
ビジネスにおいて、言った言わないは致命的な問題で、証拠を残しておかないと不利になる状況が多々あります。よくよく考えると、「証拠」って言えばいいのに、響きがかっこいいからなのか、「エビデンス」っていう言葉を多用します。
【キミも使ってみよう!使用例】
「結局、昭恵夫人の名前が載ってたというエビデンスが改ざんされてたってこと?」
9.リソース
資源。財源。資産。
(大辞林)
【解説】
これは便利な言葉で、結構色々なところで使用されているんじゃないでしょうか。他企業や他部所から提案を受けたときに、とりあえず「リソース(対応できる余裕)が足りないから出来ない」っていうのを使うのが、逃げの常套文句だと思ってます。
【キミも使ってみよう!使用例】
「その合コンを成功させるだけのリソースが、こちら側にはありません」
10.アサイン
割り当てること。割り振ること
(大辞林)
【解説】
「この仕事、あの人にアサインしておいてもらえませんか」のように、「「誰かにものを頼む」のを頼む時」によく使う気がします。
【キミも使ってみよう!使用例】
「今のステータスは、ももクロの新しい緑としてのアサイン待ちです」
いかがでしたでしょうか。
バーっと思いつくのを記載したので、他にも色々使っている気はします。
とはいえ、僕としては普段使用しているものばかりなので、あんまり違和感ないんですが、きっと一般的には使われてないものが多いんでしょうね。
冒頭にも書きましたが、日常的に使っちゃうと良くないなぁと思ってます。なので、今後は横文字が口から出そうになっても、意識してトランスレートできるように、自分自身にコミットしていければと思います!
本日のおじさんのにがおえ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。このブログでは、これからも自分の好きなエンタメを紹介していく予定です。
例えば漫画の話や
映画の話
育児日記も。
こんな感じで、気ままに書いてます。これからもぜひぜひよろしくお願いしますー。
西洋起源で日本にない概念を無理矢理日本語にして訳分かんなくなってる言葉も多いけどね。
例えば期待値。これは予測値と訳すのが正しいのに、「期待」っていうポジティブな意味のある単語をチョイスしてしまったがために、「マイナスの期待値」みたいな訳分からん日本語になってしまう。
あとは経済学の用語で出てくる「限界〇〇」。限界利益とか、限界効用とか。
これ、マージナルって単語を「限界」って訳しちゃったから、誤解の生じやすい言葉になっちゃってる。西洋語のマージナルには、「ある物に乗っかった何か」、みたいなニュアンスがあって、「マージンを取る」とかはそういう意味なんだけどね、例えば限界利益って、本来は、売上が1増えたときに増える利益っていう意味なんだけど、「限界」っていう日本語にはそんなニュアンスはないから、誤解が生じやすい。
日本語にない概念を無理に日本語の枠に押し込めてしまうのも考え物だよね。
そもそも漢字自体が外来語なわけで。何がその国の固有の言語かなんて、拘るだけ無駄だと俺は思うけどね。
さすが!そういう意味だと、例えば「リーダー」って言葉も日本語に上手く訳せてないもんね。