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はじめに
勝手にテンパステーション大賞!パチパチパチ〜〜!
年々感じるのが「1年の長さが短くなっている」こと。ていうか、12月入ってもう半分以上過ぎてしまったとは…!
そだねーそだねー言いまくってたのが、ついこの間のように感じるのに!!!
ということで、前回に引き続き勝手にランキング形式で紹介する「2018年面白かったマンガBEST10」

今回は「これから来る作品」として、2018年12月時点でドラマ化・アニメ化・映画化されていない作品をピックアップ!とても勝手ながらではあるのですが・・・!
(そして、5作品に絞れなかったので、10作品で!)
ということで、早速カウントダウン式で要チェキダゥ!
※記事の情報は2018年12月21日時点のものです
第10位 荒ぶる季節の乙女どもよ。 既刊6巻
あらすじ:あなたの“はじめて”を、わたしにください──。和紗たちは文芸部に所属する女子5人。部が「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じた「セックス」の一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。
女子高生たちが「性」に悩みまくるというお話。
主要キャラが5人いるんですが、それぞれがそれぞれの「性の悩み」に悶々とします。
絵柄の可愛いタッチとあいまって、それがとっても微笑ましい。
学生時代特有の性の悩みを通して大人になっていく描写がやけにリアルで、主人公たちの成長と、自分自身の経験が絶妙にリンクしてしまうので、ちょっとむず痒い作品です!
第9位 TIEMPO 既刊1巻
あらすじ:中学生からサッカーを始めた瀬戸柚樹(せとゆずき)は持ち前の真面目さと、サッカーへの情熱を武器にメキメキと実力をつけていた。しかし、超狂犬FW・朝美圭右がサッカー部に中途入部すると、異常なほど気が弱い柚樹は、朝美に怒鳴られ続けることで、精神崩壊状態に。退部すら許されない事態に、柚樹が手繰り寄せた、窮余の一策とは!? 泣き虫フットボリスタが奇跡を紡ぐ、高校サッカー物語(バトルアウト)、堂々開幕!
先日『ブルーロック』という漫画に注目してる話は書いたんですが、

実は、同じサッカー漫画でも、1巻を見た瞬間にもっと気になっていたのがこの『TIEMPO』。
圧倒的自己中のストライカー、クールでロジカルな部長、筋肉おバカキャラの副部長、っていう先輩達に加え、気が弱そうで、実はゾッとするくらい執着心のある主人公。とにかく登場人物のメンツが濃い。
彼らの連携は1巻時点で全く取れてないんですけど、きっとこれから「チーム」として成長していくであろう、そんな「これ、どんどん面白くなるでしょ!」感がすごい作品です。
「ティエンポ」の意味が、1巻のラスト付近で判明するんですが、その演出もおしゃれだったりして、続きが気になってます!
第8位 東京卍リベンジャーズ 既刊9巻
あらすじ:花垣タケミチは、中学時代に付き合っていた人生唯一の彼女・橘ヒナタが、悪党連合“東京卍會”に殺されたことをニュースで知る。壁の薄いボロアパートに住み、バイト先では6歳年下の店長からバカ扱い。極めつけはドーテー……。そんなどん底人生まっただ中のある日、12年前の中学時代にタイムリープする!! ヒナタを救うため、逃げ続けた人生を変えるため、ダメフリーター・タケミチが、関東最凶不良軍団の頂点を目指す!!
第6位で紹介する『テセウスの船』と同様、「過去に戻って、現代をより良いものにする!」という映画『バタフライエフェクト』的なストーリー。
とにかく、ストーリーのテンポがいいことと、先の読めない展開に、手の汗握る作品です。
『今日から俺は!』も然りですが、いま「不良カッコいい」ブームが来ているのかもしれません。
この作品でも、不良達の「友情」や「仁義」がアツく、カッコよく描かれてるので、男の子はみんな好きなんだろうなぁと思います。(逆に女性はこういう漫画ってどうなんだろ)
第7位 天国大魔境 既刊1巻
あらすじ:美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。少年・トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取る。一方、外では、マルとおねえちゃんがサバイバル生活をしながら、天国を求めて、魔境となった世界を旅している。未来の日本を「あね散歩」。二つの世界を縦横無尽に行き来する、超才・石黒正数最新作、極大スケールでスタート!!
この作品、実は今年の8月に「このマンガ、絶対来る!」という形で紹介したことがあるんですね。

そしたら、「このマンガがすごい!2019」にて、見事オトコ編1位を獲得してて、やっぱり自分の目に狂いはなかった!と調子に乗ってしまいました。
AKIRAを彷彿とさせるけど、根幹にある「石黒正数」テイストが、独特な世界観を演出してて、1巻で既に圧倒されてしまいました。
間違いなく今後話題になる(一部もうなってるけど)作品だと思うので、ぜひ読んでみて欲しいです!
第6位 テセウスの船 既刊6巻
あらすじ:1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。
「大量殺人の犯罪者の息子」として育った主人公。
父親の無罪を信じて事件の真相を調べているうちに、事件当時の時代にタイムスリップ。過去で真相を追う!というストーリーです。
『僕だけがいない街』に似ていて割と既視感のある作品ではあるんですが、特に「親子の絆」を感じられるのがポイント。
最近父親になった立場ゆえ、いちだんとオススメしたい作品です!
詳細はこちらでどうぞ

第5位 水曜日のシネマ 既刊2巻
あらすじ:初めての一人暮らし、初めてのアルバイト、初めての恋愛――。映画をあまり知らないままレンタルビデオ店でのバイトを始めた大学1年生の藤田奈緒(18歳)は、店長の奥田一平(42歳)から毎週水曜日におすすめの作品を教えてもらうことになった。一緒に観ていくうちに、徐々に縮まる心の距離。彼が教えてくれたのは映画鑑賞のおもしろさと初めての恋。
映画のうんちく漫画って結構ある気がするんですが、それに恋愛要素をうまく溶け込ませたような作品です。『恋は雨上がりのように』にどことなく雰囲気が似ています。
主人公が恋してしまう、バイト先の店長(映画オタク)の「映画館の座る位置」が自分と全く同じだったこともあり、そこからこの作品がとても好きになってしまいました。
ちなみに、その座る位置は「一番後ろの真ん中」の席。あの位置が、他のお客さんも含めて映画と一体化できるような気がするんですよ。その感覚が、僕は店長と似てました。
1話で紹介される映画が、僕の大好きな『ニューシネマパラダイス』だったのも高評価です。
第4位 アオアシ 既刊15巻
あらすじ:愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!
9位に引き続き、ここでもランクインのサッカー漫画。
どんだけサッカー漫画すきなんだ!っていう感じですが、正直W杯の影響が8割くらいあります…!爆
アオアシはサッカーをやる上での戦略・戦術が勉強できる漫画です。
選手はプレー中こんなことを考えているんだなぁと。チームが強くなるにはこういう要素が必要なんだなぁと。
それでいて、ストーリー展開も面白い!
特に、サッカー漫画にはあんまりないアプローチで主人公のポジションが決まっていく様。これがなかなかに面白いんですよ。
今一番勢いがあるサッカー漫画といっても過言ではないかもしれませんね。ぜひに!!
第3位 この音とまれ! 既刊19巻
あらすじ:先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?
泣けるしアツい、そんな「部活漫画」で今一番オススメしたいのが1位の作品と、この『この音とまれ!』。
箏曲部、つまりお琴の部活動を題材にした作品で、2019年4月からアニメ化も決定してますが、「こりゃ絶対アニメ化か実写化するだろ!」と確信を持ってました。ってくらい面白いんです。
弱小箏曲部に残った一人の真面目なメガネくん。箏の魅力に気づき誰よりも努力するヤンキー。箏の家元の出身で、天才的な実力の持ち主だが破門されてしまった女の子。
連載は「ジャンプSQ」なんですが、結構少女漫画っぽい絵柄や構成だったりして、女性でも十分楽しめると思います。『ちはやふる』が、女性誌に掲載されるオトコ向け漫画だと思ってるんですが、その逆パターンのような感じ。
巻を追うごとに面白くなっていくタイプの作品。一度読み始めたら止められません!
第2位 BEASTARS 既刊11巻
あらすじ:肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
この作品は本当にすごいですよ!動物達が主人公なので、最初は『ズートピア』っぽいなぁ、なんて思いながら読んでたんですが、あの世界観をとにかく掘り下げまくっていて圧倒されます。
特に、この前発売された11巻の衝撃たるや。全く想像できないストーリー展開にあっぱれです。
復習劇、人種問題、恋愛、闇社会、バトル、学園生活などなど、ジャンル的には複雑なんですがそれらを全て違和感なく描ききっています。
詳細はこちらの記事で詳しく書いてみました。

第1位 SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん 既刊11巻
ブログは今年から始めたので「テンパステーション大賞」なんて企画も初めてだったりするのですが、
オススメしたい漫画ランキングは、個人的に毎年やってます笑。
この『SHIORI EXPERIENCE』は去年も1位!今年になってもその勢いは止まりませんでした。引き続き、今自分が一番人にオススメしたい作品です。
まず、絵がめちゃくちゃ好み。そして、ストーリーも王道で面白い!
部活漫画として抑えるべきポイントは全て押さえてます。泣けるし、アツい。
そんな中、2018年でいうとこの前発売された11巻のエピソードがまた素敵でした。
今まで日の当たらなかった「ウソップ的」キャラの苦悩と葛藤。ラストは、この作品を全く知らない人がその巻だけ読んでも、感動できるような仕上がりになってました。
実名でジミ・ヘンドリックスやニルヴァーナがガンガン出てくるので、きっとアニメ化や実写化はされないんでしょうが「漫画だからできる面白さ」をとことん追求しているのも凄いなぁと思います。
詳細はこちらに詳しく書いてみましたので、ぜひ読んでみてください。

おわりに。来年も漫画をたくさん読もう
前回も書きましたが、今年から「いろんな雑誌の新連載を読む」という活動を初めまして、圧倒的に色々な漫画作品に出会うことができました。
そんな活動をしていると気づくこと。そのどれもに「光るポイント」があって、「素晴らしい作品」だと思えるんですね。
改めて「漫画っていいなぁ」としみじみ思います。まさに、日本が誇る文化!
そんな漫画を、来年もたくさん読んでいきたいと思います!
それでは、今日はこんな感じで!!