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はじめに
1話を読んだ時から「この漫画は色んな意味でバズる!」と感じたのが、この作品『ブルーロック』です。
サッカー漫画って、数が多すぎて飽和状態だと思うんですが、それでも新連載はどんどん出てきます。
他の作品と差別化するために、ちょっと奇抜なサッカー漫画も最近は多い印象。
しかし、この『ブルーロック』はとにかく奇抜!現時点では、むしろサッカー漫画と呼べない疑惑もある、そんな作品なのです。
こんな人におすすめの作品です
- 2018年W杯でサッカーにハマった人
- 初期のハンターハンターが好きな人
- サクサク読める漫画を求めている人
作品情報
作品名 | ブルーロック |
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著者 | 原作:金城 宗幸/漫画:ノ村 優介 |
ジャンル | サッカー×デスゲーム |
掲載誌 | 週間少年マガジン |
連載開始 | 2018年8月 |
既刊 | 1巻 |
受賞歴 | |
メディア化 |
※2018年11月18日時点の情報です
あらすじ
日本がワールドカップで優勝するために必要なもの、それは「圧倒的なエースストライカー」の存在。
主人公の潔世一(いさぎよいち)をはじめとした高校生フォワード300人が、とある場所に招集される。
その場所こそが、300人の中から1人の頂点を決める、実験施設「青い監獄(ブルーロック)」だった。
数々の試験を乗り越え、299人のライバルを蹴落とし、潔世一は世界一のストライカーになることはできるのか!?
この漫画の奇抜ポイント
この作品のどこが奇抜でどこが異色なのか。ポイントをまとめてみました。
まさかのデスゲーム調
あらすじをご覧いただくとお分かりのように、この作品は「青い監獄(ブルーロック)」という施設でストーリーが展開されていきます。
「青い監獄(ブルーロック)」では、高校生たち300人が様々な試練によって厳選されていき、最終的に残った1名が「世界一のストライカー」として日本代表に選ばれるシステム。
第一の試練は、ボールを最後まで持っていた人が鬼となる「ボール鬼」。一見、サッカーと関係のないような試練によって、次々とメンバーが脱落していきます。さながら、デスゲーム!
というかHUNTER×HUNTERの「ハンター試験」を思い出した読者も少なくないはず。最初の説明を受けるシーンなんかは、特にそういう印象があります。
FWしかでてこねぇ!
「世界一のストライカー」を決める試練なので、当然集まった300人は全員FW。
つまりこの漫画、FWしか出てきません。
この先、一般的な試合シーンが出てくるのかは不明ですが「フォワードしか登場しないサッカー漫画」って、それだけで異色ですよね。
炎上上等のセリフ
僕が一番この作品に好感を持てたのが、とにかく社会やサッカーファンの目を気にしない「セリフ回し」にあります。
たとえばこんなセリフ。
「本田?香川?そいつらって、W杯優勝してなくない?じゃあ、カスでしょ!」
「え、儲かってるからいいじゃん!結局サッカーってビジネスだよ!とりあえずいい感じの外国人監督か場つなぎ日本人呼んで、ダメだったらそいつのせいにしてクビにすりゃいいのよー。ほっといでも日本代表ってブランドでうちは儲かるんだからさ」
うむ。まさに炎上必至のセリフ。このSNS社会の現代において、ここまで言い切れるのは逆にスカッとします。(逆に、本当にサッカーを知ってる人からすると反感を買いそうなのは若干気になりますが・・・)
関連作品
この作品を楽しむ上で、合わせてよみたい作品をご紹介します。
僕たちがやりました
原作者の金城宗幸先生は、同時連載もちょちょいのちょいで近年いろんな作品を生み出しています。
実は僕と同い年ということもあって密かに応援している作家さんなのですが、その中でもオススメなのが、この『僕たちがやりました』です。
窪田正孝さん主演のドラマも記憶に新しいこの作品。「高校生の起こしたいたずらが、どんどんエスカレートしていき事件に発展していく」というストーリーなのですが、目を見張るべきはその「引きの強さ」。
とにかく「次のページをめくりたい!」と思わせるストーリーテリングで、あっという間に全巻読めてしまいます。
この「引きの強さ」はちゃんと『ブルーロック』に引き継がれていて、同じく一瞬で一冊が終わってしまいました。
ANGEL VOICE
こんどは「サッカー漫画」繋がりで1作品ご紹介。
この作品、とにかく泣けます!「部活漫画」って、結構泣ける作品が多いのですが、『ANGEL VOICE』はさらに泣ける要素がもう一つあって・・・。今年も数多くの漫画を読んできましたが、この作品は2018年の五本指に入る作品となりました。
詳しくはこちらで解説しています!

おわりに
まだ1巻ということで、今後の展開の予想が全くつかない本作。
個性的なキャラクターもどんどん出てきそうですし、引き続きスピーディーな展開が予想される作品です。
毎週読むスタイルより「完結したあとイッキに読むスタイル」がハマる作品かもしれませんね。
それでは、今日はこんなところで!