テンパステーション -Tempa Station-

小ネタを挟みつつ、独自の視点でマンガや映画を褒めちぎります!このブログをきっかけに「人」と「作品」を繋ぐことができたらいいなと思います。

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漫画『金色のガッシュ』から学ぶリーダーシップ論

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金色のガッシュ!!(1)

 

はじめに

『金色のガッシュ』を改めて読み直しました。高校の時に紙で買ってたんですが、途中で飽きてしまい、ラストを知らないまま十年以上が経過していました。

 

ふと電子書籍のサイトで懐かしくなって立ち読みし、そのまま読み進めて初めて最後まで読んだのですが、まあ傑作でしたね!とにかく最後の1〜2巻が素晴らしかった

 

そして社会人になってからこそわかる発見や、素晴らしさもありました。特に、この作品からは「真のリーダーシップ」について、学べるポイントが多かったように思います。

 

今日はそんな『金色のガッシュ』について紹介したいと思います。

 

 

『金色のガッシュ』のあらすじ

主人公・高嶺清麿は非常に頭の良い中学生。ある日彼の元に、身元不明のガッシュという男の子がやってきます。

 

ガッシュの正体は「魔物の子」。ガッシュと同じように人間界にやって来た魔物の子は100人いて、彼らは、最後に残った1人が魔界で王様になれるという「魔界の王を決める大会」に参加させられていました。

 

魔物が戦いを勝ち抜くためには、相棒となる人間を探し、協力して強くなっていなければなりません。ガッシュ・清麿をはじめとして、様々な魔物と人間のコンビが「理想の王様」になるために、激戦を繰り広げます。

 

果たして、100人の魔物の子の中で王様になるのは誰なのかー!

 

 

『金色のガッシュ』の魅力って?

自分がいいなぁと思ったポイントを、今回も3つにまとめてみました

 

1. 感動とギャグが同じページに存在。読んでる側は訳のわからない感情に

『ONE PIECE』や『SLUM DUNK』など、「ちょっとしたギャグ」が重厚なストーリーとのメリハリを生み、作品に奥行きがでている印象があります。

 

『金色のガッシュ』も同様、ストーリー重視の漫画ながら、ギャグがたくさん出て来ます。ただこの作品の場合、ギャグのインパクトがストーリーを上回ってしまっている瞬間が多々あるんです。

 

 

例えば、真剣なバトルの最中に、いきなり「ビッグボイン」というキャラクターが出て来ます。

 

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どういう思考回路をしていたら、こんなキャラクターを生み出すことができるんでしょうか(褒め言葉)

 

物語終盤のクライマックスシーンでも主人公が急に変顔になったりするし、とにかく流れを無視していきなりギャグをぶっこんでくるため、読み手としても飽きずにエキサイティングな読後体験を味わえます。とても斬新!(マジで褒め言葉)

 

2. 100組のバディと、必ず訪れる「100通りのさよなら」

さあ、ここからが本題です。『金色のガッシュ』って「100人の魔物が争う。しかもバディもの」っていう設定が、すごく上手いと思うんですよね。

 

世の中の物語には「着地点が想像できる物語」「今後の展開が全くわからない物語」という2パターンがあります。

 

例えば『ONE PIECE』は前者。きっと完結のタイミングは、ルフィがワンピースを手に入れるところだと思います。

 

同じく『金色のガッシュ』も100人の魔物が1人になったら終わりなので、前者の「着地点が想像できる物語」にあたります。ただ、『ONE PIECE』と明確に違うのが「100」という数字が存在すること。これによって、物語の進捗具合がわかるんです。

 

物語が進むにつれどんどん魔物の数が減ってので、中盤以降は「これから出てくる魔物はどれくらい強んだろう」ってワクワクしますし、終盤は「あれ、あと残ってるのは◯◯と◯◯だな。誰が勝つのかな」と、また違ったワクワクになる訳です。この構成は上手いなぁと思いました。

 

そして上記に加えて「バディもの」というエッセンスが、本当にニクい。

 

あらすじに書いたとおり、魔物達は必ず人間とペアになって、一緒に王様を目指します。しかし争いに負けると、魔物は魔界に自動的に転送されてしまう。つまり、強制的にパートナーの人間と別れることになるのです。

 

金色のガッシュベル!! 「 Collection of Golden Songs 」

魔物と人間の関係性には色々な形があるものの、どのパートナーもその友情は確固たるもの。色々な別れのシーンがあるのですが、それぞれに泣かされました

 

冒頭に「ラストがよかった」と書いたのはそのためで、主要キャラがどんどん退場していく訳です。

 

それは主人公、清麿とガッシュにおいても例外ではありません。つまり、この作品は「別れ」がやってくることが最初から確定しているのです。 

 

それを踏まえると、より一層味わい深く読める作品だったりします。

 

 

3. ガッシュから学ぶ、真のリーダーの姿

最後に、ブログタイトルにも書きました「リーダーシップ」について。

 

『金色のガッシュ』では、全編を通して「リーダーとはこうあるべきだ」ということが語られています。これは社会人になって改めて読んだことによる、新たな気づきでしたね。

 

魔物たちは「魔界の王様」、つまり魔界のリーダーを目指します。 

 

ここで、良いリーダーとは何かを、改めて考えてみましょう。

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

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  • 作者: マーカスバッキンガム,Marcus Buckingham,加賀山卓朗
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こちらの書籍では、リーダーに役割についてシンプルにこう定義されています

 

リーダーの枠割は、より良い未来に向けて人々を一致団結することである

 

これをもう再解釈して、求められるリーダー像をまとめると

  • ポジティブであること
  • ビジョンが明確で、そこに向かってぶれずに突き進んでいること
  • 周囲のメンバーに信頼され、慕われていること

という風に細分化できます。僕が仕事をする上で「あ、この人できるリーダーだな!」と思う人には必ず上記の三点が当てはまります。

 

これを踏まえながら『金色のガッシュ』を読むと、主人公のガッシュも上記のリーダー像の条件を満たしていることがわかりました。

 

物語の序盤では、ガッシュは強くもなく、何の取り柄もない魔物として描かれています。しかし魔物との戦いや別れを繰り返すうちに、彼の中に「優しい王様になり、魔物同士が争う必要のない、平和な世の中をつくりたい」というビジョンが浮かびます。

 

以降、ガッシュと清麿は「やさしい王様」という明確なビジョンを、常に声に出して掲げます

 

実社会においても、この「目指す世界やなりたい自分について、声を挙げること」は非常に重要ですよね。

 

当初は弱虫のガッシュをバカにしていた他の魔物も、しだいに共感するようになります。「ガッシュになら王様を任せてもいい」という魔物が増えてくるのです。

 

このように『金色のガッシュ』では、主人公の「リーダーとしての成長物語」がしっかり描かれています。また、ガッシュ以外の魔物たちもそれぞれのリーダーシップ論を持ち合わせており、随所随所に気づきになるセリフが散りばめられています。

 

読んでるだけで「真のリーダーシップ」が学べる、そんなお得な作品なのです。

 

 

『金色のガッシュ』の天パキャラにフォーカス

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女性のアフロキャラって初めて見た気がする!

 

『テンパステーション』ということで、最後にその作品の天パキャラにフォーカスするこのコーナー

 

今回は、魔物を決める戦いにおいて「おばかキャラ」枠の一人。「ルーパー」というおばさんを紹介します。ウーピー・ゴールドバーグもびっくりなアフロヘア

 

このおばさん、魔物ではなく、あくまでも「人間サイド」のキャラクターです。相棒の「パピプリオ」は口からネバネバのツバや、煙幕を吐き出すおバカ系の魔物。彼女達は、主人公達を事あるごとに邪魔する「ばいきんまん」的ポジションとして登場しました。

 

しかし、すぐ退場する「かませ犬」的キャラかと思いきや、随所随所で活躍します。僕も正直、登場時はこのバディの別れに、こんなに泣かされるとは思わなかった。。。

 

おわりに

『金色のガッシュ』っていうタイトルにも実は伏線があったりして、最終巻の読み応えは素晴らしいものでした。ぜひ、最後まで読んでいただきたい作品です。

 

読めば、自分の中のリーダーシップスキルが向上するかも!?

 

金色のガッシュ!!(1)

金色のガッシュ!!(1)

  • 作者: 雷句誠
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/07/15
 

 

【まとめ】この作品はこんな人におすすめ

  • 漫画で楽しくリーダーシップ論を学びたい人
  • 涙もろい人
  • 不条理なギャグで笑いたい人

 

本日のおじさんのにがおえ(from Instagram)

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