
どうも!ユート・クライフ(@chiripama)です。
明日発売される「北斗が如く」っていうゲームが楽しみでしょうがありません!
「龍が如く」っていう「世界一心優しいヤクザ」が大活躍するゲームがあるんですが、「北斗が如く」は、その開発チームが「北斗の拳」とコラボしたゲームなんです。
もう楽しみすぎて、予習として『北斗の拳』をイッキ読みしてしまいました!
【小話】中学時代の忌まわしい事件
『北斗の拳』を初めて読んだのは、確か中学時代の頃でした。
わかりやすいストーリーなので、中学生の僕でもすぐにのめり込んでしまった記憶があります。
僕はハマりやすいタチなので、もう『北斗の拳』のことしか考えられなかったんでしょうね。
今も忘れない。理科のテストの時です。こんな問題が出ました。

「秘孔」、って書きましたよね
答えは「気孔」なんです。ただ、どうしても思い出せなかったか、本当に『北斗の拳』のことしか考えてなかったか。今となっては理由は忘れましたが、作品に頻繁に登場する「秘孔」を書いてしまったことがありました。
いっそ、こんな問題だったら、正解だったのに・・・

超解釈!『北斗の拳』あらすじ
さて、そんな『北斗の拳』は、超ざっくりこんなストーリーです。
核戦争後、世界は崩壊し、政治や秩序がなくなった世の中では、ヒャッハーな暴走族たちが暴力を振るっていました。「力がものをいう世界」になっていたのです。
「北斗神拳」の伝承者である「ケンシロウ」は、ヒャッハーたちを次々とボコボコにし、弱い立場の人々を救います。そんな中立ちはだかるのが、北斗と対をなす「南斗聖拳」の使い手や、同じく「北斗神拳」を扱う兄弟たち。物語は「一人の女性を巡った、壮大な兄弟喧嘩」へと向かっていきます。
ここまでが最も有名なエピソードですが、実はその兄弟喧嘩が終わった時点で、全体ストーリーの1/4くらいにしか達していません。『ハンターハンター』の「暗黒大陸編」のように、いきなり違う大陸のエピソード(修羅の国編)が始まったり、ケンシロウの出生の秘密を掘り下げたり、宗教王国っぽいエピソードが始まったりと。その後も骨太なエピソードが続きます!
『北斗の拳』の魅力って?
1.全編を通して一貫したテーマ。それは「愛」
最近の漫画って、「◯◯編」と「◯◯編」の間に、小エピソードを挟んだりするじゃないですか。『北斗の拳』にはそれがなくて、余計な雑味なく、一気に最後まで駆け抜ける印象です。細かいギャグとかもない。(「あべし!」等の断末魔はシリアスな笑いですが)
その一貫性の中で、常に語られているのが「愛について」です。
中学の頃は、あんまりここら辺のテーマ性も分かってなかったので、のんきに鼻をほじりながら読んでたんですが、やっぱり大人になってから読むとまた違いますね。
そういえば「YouはShock!」で始まるあの有名なアニメオープニング曲も、「愛を取り戻せ」っていうタイトルでした。登場人物達は一度必ず「愛」を失っています。しかし、ケンシロウとの戦いを通して、最後に「ずっとそこにあった愛」に気づいて死んでいくんです。それは兄弟愛だったり。親との愛だったり。恋人との愛だったり。
そう、北斗の拳は「究極の恋愛漫画」なのです。
2. 漢(おとこ)が見せるガチ涙
もう一つ、大人になってから読んで、改めて気づいたこと。一見無骨なケンシロウですが、結構泣きます。それも、ドバドバと。
ラオウも、トキも、みんな涙します。
こういう、普段泣かなそうな人が泣くシーンって、結構グッとくるなぁ、と思った今日この頃です。
3. 感動せざるをえない、ラストエピソード
実は、中学時代にハマったこの北斗の拳、「ラオウ編」のあとは全く記憶がありませんでした。(っていうか、読んでないのかも。)なので、それ以降のエピソードはかなり新鮮だったんです。
大学時代、友達が「北斗の拳はラオウ編までで、それ以降は蛇足だ!二次創作だ!」言ってたのを今でも覚えてるんですが、確かに「ラオウ編」までのエピソードが完成されすぎていることは事実でした。
ただ、最終巻を今日読み終わって、この「ラストエピソード」がなかなか秀逸だということに気づかされました。
内容をちょっと紹介すると、物語の当初から登場している主要キャラクター「バット」と「リン」との三角関係がいきなり始まります。


(バットとリン http://www.hokuto-no-ken.jp/)
実はその内容が、もうホントに泣けるというか、それぞれがそれぞれを想いながら、道を選択していくわけです。その思いやりが心を震わせます。
読後はとても晴れやかな気分になりました。きれいにまとまっていた最終回だと思います。
『北斗の拳』の天パキャラにフォーカス!
「テンパステーション」ならではの企画!今回はこの人!

(山のフドウ http://www.hokuto-no-ken.jp/)
「山のフドウ」さんです。見た目からして、おそらく「剛毛の天パ」でしょうね。
彼は、劇中で捨てられた子供たちを引き取って、育てている顔に似合わずめちゃめちゃいい男なのですが、かつては「鬼のフドウ」と呼ばれるくらい、凶暴凶悪な男だったようです。(安西先生みたい)
で、どうして「鬼」から「仏」になったかというと、ユリアという劇中のヒロインが、フドウの手のひらに「子犬を乗せてあげた 」ことがきっかけなんです。子犬のあたたかさに触れ、正義の道を生きる決心をしたんだとか。
そんなんで、鬼が仏になるか?という気もしますが、ほっこりする好きなエピソードの一つです。
勝手に関連作品
1. 北斗が如く

- 出版社/メーカー: セガゲームス
- 発売日: 2018/03/08
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冒頭でもお話ししましたが、3/9に発売される「北斗が如く」が本当に楽しみ!
北斗の拳なのに、キャバクラ経営とかがあるらしいです。謎!
2. マッドマックス

- 発売日: 2013/11/26
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恥ずかしながら、マッドマックスは「怒りのデスロード」しか観たことがなくて、「これ北斗の拳に似てるなぁ。パクリかな?」とか思ってたんですが、
本当は逆で、『北斗の拳』が『マッドマックス2』にインスパイアされている、ってことなんですね。なるほど!
3. スーパーナチュラル
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壮大な兄弟喧嘩といえば『スーパーナチュラル』が有名ですよね!(でも観てない)
いつか観てみたいと思ってるドラマです!時間が欲しいなぁああ!
ということで、『北斗の拳』はちょっと古い漫画ではありますが、今も色褪せることなく一気に読めてしまう作品です。ぜひこの機会に読んでみては!
【まとめ】この作品はこんな人におすすめ
- マッドマックスが好きな人
- 無骨な男の涙が観たい人
- クリスタルキングの声だけ聴いて、女性だとずっと思ってた人