
はじめに
六本木ヒルズで開催されている『ジャンプ展Vol.2 〜1990年代、発行部数653部の衝撃〜』に行ってきました!
2018年は「週刊少年ジャンプ」が1968年に創刊されてからちょうど50年!去年から記念イベントが至る所で行われていますが、この「ジャンプ展」もその一環です。
「ジャンプ展」はvol.1〜vol.3に分かれており、それぞれで各年代の作品の企画展示(生原稿展示や、アニメのオープニング・エンディングの上映、当時のグッズの展示など)が行われております。今回はvol.2ということで、その第二弾にあたります。
去年は「ジャンプ展Vol.1」が実施され、創刊時〜80年代までの作品がピックアップされました。僕も年末に訪れたのですが、vol.1は知らない作品も多く「勉強になったなぁ」という印象。対して、今回はやはり知っている作品が多いので、よりいっそう興奮しましたね。
今回、奥さんも「行きたい!」と言っていたので、 息子を実家に預け二人で見てきました。
奥さんは、会場でフリーザのイラストを指差し、
「あ、ベジータだ!」
と叫んでしまうほど、ジャンプを知らない人なんですが(超恥ずかしかった!笑)それでも、会場を後をするときには満足していたようです。
そんな、知らない人でも楽しめるジャンプ展の魅力について、今日はお話できればと思います。
ジャンプ展vol.2の概要
実施期間:2018年3月19日(月)から2018年6月17日(日)まで
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開場時間:10:00~20:00
展示作品:DRAGON BALL、幽☆遊☆白書、SLAM DUNK、遊戯王、すごいよマサルさん、るろうに剣心、ジョジョの奇妙な冒険、ろくでなしBLUES、こち亀、I”s など
ジャンプ展vol.2の魅力って?

こちらの写真は、会場の六本木ヒルズにある「蜘蛛のオブジェ」の写真。
日曜日の六本木ヒルズは、人が多い!すでに始まってから2ヶ月経っているイベントですが、入場まで少し並びましたし、1つ1つの展示も少し見るまでに時間がかかりました。
魅力その1. 生原稿が拝める!

(http://shonenjump-ten.com/display.htmlより)
お客さんが時間をかけて食い入るように見ていたのは「原画」。いわゆる生原稿です。
僕も生で見る原稿が好きで、こういった漫画の企画展ってそれを拝めるのが一番の醍醐味だと思うんですよ。
特に、以前同じ場所で実施されていた「マーガレット展」や、今回の「ジャンプ展」は多くのマンガ家の原稿がイッキに見れる、というめちゃくちゃ贅沢な環境な訳です。これは行かない手はないでしょう!
原画には、決してコミックスや電子書籍では気づくことのできない情報が詰まっています。
たとえば原稿の端っこってどうなってるんだろう、とか。先生によってはきれいに塗りつぶしている人もいれば、雑になっている人もいたり。
ホワイト(修正液)やスクリーントーンの使い方も人それぞれで、その比較だけで1日中楽しめるような空間だったりします。
それから「カラー原稿」には、特にそれぞれの先生の特徴が色濃く出ていましたね。
DRAGON BALL、ジョジョ、スラムダンク、I”sの原稿なんかは、ガラス越しにペンやコピック(カラーペン)の強さがビシバシ伝わってきて、ヨダレがでそうになるくらい素晴らしかったです。
魅力その2. 思い出を語りあう場所になる

(http://shonenjump-ten.com/display.htmlより)
僕も奥さんと見ましたが、カップルや友達同士で来場している人が多かった印象です。それに、年齢男女も様々でしたね。
さすが650万部も売れていた時代の作品なので、一人ひとりに思い出があるんでしょう。作品について語り合っている方が多く、その声に自然と耳を傾けてしまいました。
「るろ剣」コーナーではみんな「二重の極み」の話をしていたり、マサルさんコーナーでは「ボスケテ」の話をしていたり。
真偽のほどはわかりませんが、「ガビーン」はマサルさんが開発した!なんて会話も聞こえてきて、素直に「へぇ〜」と思ってしまいました。
90年代ジャンプで、僕にとって一番思い出深い作品は『SLAM DUNK』です。
もう連載は終了していたんですが、中学生の時に単行本を読んで絵の上手さ、ストーリーのアツさに衝撃を受けました。
特に、ラストの山王戦の「セリフが消えるところ」からの流れが本当に好きで、その気持を抑えられない僕は、何度もそのページを「模写」していた記憶があります。
実は、ジャンプ展ではその山王戦のラストシーンが映像化されているんですね。
マンガのコマとコマをつないだシンプルな映像なのですが、当時を思い出しこみ上げるものがありましたが「泣くまい!泣くまい!」と、涙をこらえたんです。
ふと、隣にいるおじさんを見ると、号泣していました。
魅力その3. グッズ!

(http://shonenjump-ten.com/goods.htmlより)
すべての展示を見終わったあと、最後に物販コーナーがあります。
いや、この流れだったら絶対欲しくなるに決まってるじゃん!
種類も豊富で、原画風クリアファイルや、ポスターや、Tシャツなど様々。
中でも、僕が購入を迷ったのがこちら。

(http://shonenjump-ten.com/goods.htmlより)
そう!あの、「嘘のようにボロ負けした」のシーンのイラストです!
「会場でしか買えません!さあ、今ご決断を!」というのが正に悪魔的!最後まで悩みましたが、やはり54,000円という価格がネックで断念しました・・・
代わりに購入したのがこちらのiPhoneケースです。色味的に主張も激しくないし、可愛くて気に入ってます。みっちゃん何処いった!?って感じですが。

おわりに
あぁ・・・、ジャンプっていいなぁ!と改めて感じることができた企画展でした。
何より凄いなと思ったのは、来場者全員が目をキラキラさせていたこと。まさに、老若男女、全員が少年になっている訳です。コンテンツパワーの強さを再確認できました。ジャンプ恐るべし!
そして、7/17からはいよいよ「vol.3」が始まります。テーマは2000年代ジャンプ。
何を隠そう、僕が本誌を買い始めたのは実はここからです。場合によっては今回のvol.2より興奮するかもしれない・・・!
vol.2も、あと1ヶ月くらいは実施していますので東京近郊にお住まいでジャンプ好きの方はぜひ訪れてみてください!損はしないと思います!!
↑巻末ジェネレーターというのでこんなのが作成できました。ニクい演出ですこと。