漫画レビュー

漫画『からくりサーカス』:バスの中で吐きそうになるくらい面白い漫画

からくりサーカス

はじめに

映画にしろ漫画にしろ「この構造だと100%面白い!」みたいなストーリー展開の方程式があると思ってて、その一つに

「同時多発的にいろんなキャラのストーリーが始まって、最後全てが一つに収束する」

っていうのがあると思うんです。

何を言っているのかわからねーと思うが、例えばゲームだと「ドラクエ4」がそうですね。

ドラゴンクエストIV

第◯章ごとに主人公が違うんですが、最後みんなが一堂に会するってやつ。

小説だと、伊坂幸太郎さんが好んでこの手法を取られている気がします。

あと、ドラマの『ゲーム・オブ・スローンズ』。いつかこれも記事のネタにしたいと思ってるんですが、これなんかはその典型で、結局最後まで主人公が誰なのか分からないくらい、たくさんのキャラクターが登場して、徐々に徐々に、ストーリーの糸が一本になっていくという、たまらない構図になっています。

(ゲーム・オブ・スローンズはHuluやAmazonプライムで観れます)

んで、漫画においても同じ構造の作品はもちろん沢山あるんですが、自分が真っ先に思いつくのは藤田和日郎先生の『からくりサーカス』だったりします。

この作品、ブログのタイトルにもあるとおり、自分は続きが気になりすぎて、バスの中でも読むのをやめられなくて、危うく吐きそうになったことがあります。

 

この作品はこんな人におすすめ

  • 最初から最後にかけて、緻密な伏線回収がされる作品が好きな人
  • 人が成長する姿に涙しちゃう人
  • 銀髪フェチ

作品情報

作品名 からくりサーカス
著者 藤田和日郎
ジャンル 大河×ファンタジー
掲載誌 週刊少年サンデー
連載開始 1997年
既刊 43巻(完)
受賞歴
メディア化 アニメ化(2018年)・舞台化(2019年)

※2018年12月18日時点の情報です

『からくりサーカス』の魅力

登場人物全員が何らかの形で成長する漫画

『からくりサーカス』の魅力は、正直語りつくせないほど沢山あるんですが、先ほどの「同時多発的にいろんなキャラのストーリーが始まって、最後全てが一つに収束する」という軸でお話しすると、

この作品、まず1巻〜3巻がプロローグになってまして、4巻以降は主に二つのテーマで物語が進みます。

【サーカス編】町の小さな潰れかけのサーカス団が、仲間を集めながら徐々に再興していくほんわかしたお話

【からくり編】世界に疫病をまく敵「自動人形(オートマータ)」と、それを阻止するために結成された「人形破壊者」の熱い戦いを描いたお話

一見、何の関わりもなさそうな各エピソードですが、この2エピソードが最終的には一つに収束していくのです。ネタバレ回避であんまり多くは語れないんですが、その収束の仕方がもう最高で…。読者をジらしてジらして、最後にドーン!っていう、極上のストーリ展開になってます。

そして、一つ一つのエピソードが深い。とにかく深い。登場人物はかなり多いんですが、ほぼ全ての主要キャラクターにおいて、必ず「成長する姿」が描かれています。それも、味方だけでなく、敵キャラも含めてそうなので、敵キャラにも愛着が湧いてしまう不思議な作品になってます。

ほかにも、個人的に「漫画史上最大の衝撃展開」だと思っている見せ場があったりだとか(これは当時ホントにビックリした)、とにかく泣けるエピソードがあったりと、本当に魅力的な作品なんですが、残念ながらよく言われるのが「絵が受け付けない」っていうアレですね。(ジョジョもよく言われているやつ)

確かに、少し密度の濃い絵柄というか、最初は読みづらいのもわかるんですが、まず騙されたと思って、プロローグの3巻までは読んでほしいです。

そしたら、その後はページが止まらなくなって、バスで吐くことになると思うので・・・

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