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【2019年11月新連載】1話目が面白かった漫画ランキング

はじめに

この企画では、「漫画の新作をどんどん応援したい!」という僕の思いから、毎月「その月で1話目が面白かった作品」を紹介しています。もちろん、あくまでも個人の感覚でのランクづけで、読んだ時のテンションにも左右されるので、ナマモノ的な感じですが。

きっと、この中から将来のマンガ大賞や実写化作品も多数出てくるはず!そういう意味ではまさに「最先端のマンガ」を紹介していく場になるはずです!ぜひ毎月チェックしてみてください!

ということで、2019年11月の「1話目が面白かった漫画ランキング」を紹介していきましょう!

第10位『ザ・ボルダー』

作者 蜜浦ミノル
掲載誌 コミックブル/マガポケ
キャッチコピー 登ることに全てを懸ける少年たちの灼熱ボルダリングロマン開幕!!
あらすじ 中学3年生の山咲清一郎は、通称”ゴジラ”と呼ばれる岸壁を登攀することを夢見て、何度落ちようとも来る日も来る日も挑み続けていた。そんなある日、同じ歳のクライマー内匠拓登とその父・澄邦と出会ったことをきっかけに、山咲の情熱はより滾り、秘められし才能も爆発的に開花していく!
1話目が読めるところ https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156705192291

ボルダリングがオリンピックの正式種目になることを受けて、最近はボルダリングを扱った漫画をちらほら見かけるようになりました。スピリッツの『壁ドン』とかがそうですね。

ボルダリングは競技場は順位を競うものですが、それ以上に「自分との戦い」要素が強いですよね。漫画でそれを上手く描くのって結構難しいのでその点をどう描くかに注目。この作品は1話目にして「登りきった後の達成感」がとても上手く描けてました。

第9位『武士スタント逢坂くん!』

作者 ヨコヤマノブオ
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
キャッチコピー 性と笑いに溢れる、時代破りのタイムスリップコメディー!
あらすじ 時は江戸時代。武士でありながら春画師として熱狂的な人気を誇る逢坂総司郎。しかし“春画禁止令”のため逢坂は処刑されることに・・・「もっと画をかきたかった――」志半ば、命と別れを告げ・・・と思ったら何故か令和時代にタイムスリップ!?しかも連載漫画家の仕事場に!?
1話目が読めるところ http://spi.tameshiyo.me/BUSHI01SPI

『ちるらん』作者のアシスタントとして活躍されていたヨコヤマ先生のデビュー作。『ちるらん』さながら本格時代劇漫画と思いきや・・・なんと、春画(昔のエロ漫画)師が現代にタイムスリップしてアシスタントをする、というエピソード。設定がウケる!今後の展開が全然予想つかないですが、その分期待も大きいです。

ちなみに、主人公逢坂くんが弟子入りする漫画家の名前「宮上裕樹」なのですが、思いっきり宮下裕樹先生を文字ってるの斬新すぎる。

第8位『モジコイネネコイ』

作者 佐藤ざくり(『マイルノビッチ』『アナグラアメリ』)
掲載誌 マーガレット
キャッチコピー 今度のヒロインは、可愛くて超人気者で青春絶好調なイマドキJK!–のはず。
あらすじ 17歳の女子高生インスタグラマー、ねね子。キラキラした毎日を送っているのに、本当は心から会話できる相手がいない。そんなねね子が、とある出来事をきっかけに、引越し先の元住人とメールのやり取りをすることになり・・・
1話目が読めるところ http://margaret.shueisha.co.jp/viewer/sato-z/mojikoi/latest/index.html

インターネットをやっていると、その悪意に打ちひしがれそうになる時があります。特に最近は、誰かが何かをやらかしたら即炎上炎上。本当にやらかしてるケースならまだしも、誰かのチャレンジに対して、叩いたりする人間がいるから性質が悪い。ネットの嫌な部分ですね。

この作品もインスタグラマーの主人公がそういった悪意に晒されるところから始まります。しかし、それを救うのもインターネットの向こう側にいる誰かさん。その出会いが、この作品をどう彩っていくのか。

ネットに疲れた現代人にきっと刺さる作品だと思います!

第7位『Dear CALL-ディア コール-』

作者 群千キリ(『選択のトキ』)
掲載誌 ジャンプSQ
キャッチコピー 召喚せよ、世界が君たちに応える。
あらすじ 地図にも載らない小さな島「シナリオ島(アイランド)」。そこで暮らす少年のサンソは、幼少期から黒い犬のようなグットと白トラのムンと共に穏やかな日々を過ごしていた。ある日、本土から凛道という召喚士が現れ、グットの正体が人を襲う化物「黒魂(ブラックアニマ)」であると告げる。そして凛道が退治を強行すると、グットは本来の姿になり暴走してしまった。サンソはグットを救うため、凛道のいう「呼力(コールパワー)」を行使。覚醒し本来の姿となったムンを召喚し、グットをムンの中で保護することになんとか成功した…。後日、サンソはムンが白トラではなくムーンライトと呼ばれる強力な召喚獣であると知る。そして、大切な友達であるグットとムンを守ると決意し、島から旅立つのであった…!!
1話目が読めるところ

今回のランキングの中でもっとも王道な作品だと思います。仲良く育ってきた少年と二体の獣。そのうち一体は人を脅かす化物で、一体は最強の召喚獣。それぞれの正体が明かされる中で、それぞれの関係性はどうなっていくのか。抗うことができず、戦わなければならないのか。それとも、幼い頃からの結束を元に運命に立ち向かうのか。

1話目にしていろいろな可能性が見える本作。これからどんな召喚獣が登場するのかにも注目していきたいですね。

第6位『九龍ジェネリックロマンス』

作者 眉月じゅん(『恋は雨上がりのように』)
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
キャッチコピー 働く30代。物憂げな朝は、その女性を美しく目覚めさせた・・・
あらすじ 舞台は、東洋の魔窟・九龍城砦(くーろんじょうさい)。 20世紀最大の迷宮、巨大高層コンクリートスラムともいわれる街で織り成す働く30代男女のドラマ、人生の昼下がり。 優しいディストピアでおくる日常大人ロマンス、穏やかに新生活。
1話目が読めるところ https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156705514756

『恋は雨上がりのように』で絶妙な恋愛譚を描いた眉月じゅん先生の最新作。

舞台は「九龍城砦」。かつて香港に存在した無法地帯の超巨大スラム街のことです。ネットで検索するとたくさんの写真が出てきて、僕はたまにこれらの写真を見るのが好き。まるで現実感のない建物の中で築き上げられた独特なコミュニティの風景がなんとも言えないんですよ。

そんな九龍城砦、1990年代には解体されてしまったのですが、この作品ではまるで「今なお九龍城砦が存在したら?」という前提で描かれているような気がします。このファンタジー感がなんとも言えない中で、登場人物が繰り広げる「普通の恋愛」。この雰囲気は眉月先生だからこそ描けるものなんだなぁと。2話からは急に毛色が変わるストーリー展開にも注目です!

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第5位『紛争でしたら八田まで』

作者 田素弘
掲載誌 モーニング
キャッチコピー 海外のことがちょっと楽しくなる!?荒みきった世界各国を、この眼鏡女子は”チセイ”で救う!
あらすじ 八田百合は世界中を交渉して回る「地政学リスクコンサルタント」。まずは、ミャンマーの経済にメスをいれる!
1話目が読めるところ https://morning.kodansha.co.jp/c/funsodeshitara.html

たまに自分の知らない世界を教えてくれる作品に出会うと妙にテンションが上がるのですが、この作品はまさにそれでした。主人公が世界各国に飛び回り、その地の社会的トラブルをズバズバ解決していくという話。”チセイ”で救うとありますが「知性」と「地政」のダブルミーニングになっている模様。

1話目ではブレグジット(イギリスのEU離脱)が取り上げられてました。まさに新鮮な話題!漫画ばっかり読んでると、つい世界情勢や政治への関心がおざなりになってしまいがちなのですが、この作品を読んでいれば安心な感じすらします。

作者の田先生が脱サラし、43歳で初連載というのも驚き。その経験を生かした唯一無二の作品になっていくことに期待したいですね!

第4位『築地最強寿司伝説 仁義理の海太郎』

作者 川端浩典
掲載誌 週刊少年チャンピオン
キャッチコピー 血と汗と酢飯が飛び交う本格ヤンキー寿司漫画!
あらすじ 最強ヤンキーの成り上がり寿司街道(ロード)!!拳もシャリもどっちも握りまくり!!実家の寿司屋を継ぐために最強ヤンキー、寿司職人への道!!これがチャンピオン流グルメ漫画、血と汗と酢飯が飛び交う本格ヤンキー寿司漫画!!
1話目が読めるところ http://arc.akitashoten.co.jp/comics/nigiri/1

ついこの前まで実際に寿司を握ってたという川端先生。その先生がめちゃくちゃ楽しみながら漫画を描いているというのが、ありありとわかる作品。読んでいるこちら側が幸せになれる、そんなパワーすら感じます。

ヤンキーが寿司職人を目指す。しかも、ヤンキー時の経験を生かして。という「意外とない」展開にも期待。絵柄が妙に昭和っぽいのも、作品のテイストに合っていていい!応援したくなります。

第3位『激辛課長』

作者 前田悠
掲載誌 イブニング
キャッチコピー 課長の悶絶した激辛料理、ぜひチャレンジしてみてください!
あらすじ 「何を隠そう、辛いものに目が無くてね…!!」激辛料理が大好物だと、可愛い女性部下の前で強がってしまった課長。ポイント稼ぎの代償は大きくつくことに…! 部下に連れていかれる、激辛料理店の数々。マジで辛い! けど美味い…! でもやっぱり辛い! そしてこれは激辛デートなの…? 登場するのは実在の激辛激ウマ店。お店の紹介記事もあります。
1話目が読めるところ https://comic-days.com/episode/10834108156682106417

イブニングが今年から始めていた「俺の零話プロジェクト」というのがあって、まあ「令和」にかかってるんでしょうが、持ち込みしてもらってGOが出れば即本誌で読み切り掲載、っていうプロジェクトなんですね。で、この作品がそこから本誌連載にこぎつけた最初の作品なんだそうです。

いわゆるグルメ漫画ではあるんですが、登場するのは「激辛メニュー」ばかり。僕は激辛がダメなタイプなんですが、読んでるだけでヨダレがダクダク出てくるほど辛さが伝わってきます。味覚が伝わる漫画って、なかなかないですよね。読めば読むほど辛くなる新感覚漫画!

第2位『秘密の果実』

作者 朱井よしお
掲載誌 少年ジャンプ+
キャッチコピー 知ったら二度と戻れない、初めて触れる愛の味
あらすじ 田舎の村へと引っ越してきた水嶋悟は、迷い込んだ山で一人の女の子と出会う。それは決して触れてはいけない村の秘密だとも知らず…。知ったら二度と戻れない、恋愛サスペンス開幕。
1話目が読めるところ https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156707900270

「少年ジャンプ+」での読者投票を経て、連載&単行本化に直結する漫画賞「超連載グランプリ」の第一回グランプリ作品が、満を辞して連載開始です。

さすがにグランプリ作品。「人里離れた村のホラー作品」というありきたりなテーマではあるものの、なんとも言えぬ恐怖感はものすごく上手く描けていると思います。(小野不由美先生の『屍鬼』を思い出した)

1話ではどうなるかわからないものの、あらすじによると「恋愛サスペンス」とのこと。ここからどう転んでいくのかが非常に楽しみです。

第1位『水溜まりに浮かぶ島』

作者 三部けい(『僕だけがいない街』)
掲載誌 イブニング
キャッチコピー 冷酷に降り注ぐ糸雨のごとく訪れる運命に、立ち向かえ
あらすじ 小学生の兄妹、港と渚。母は二週間失踪しており、二人だけで生活していた。そんな中、渚の誕生日に母親が帰ってくる。三人は遊園地で幸せなひと時を過ごしたが、最後に港と渚だけを乗せた観覧車を後に母親はまたしても消えてしまった。その瞬間、観覧車に雷が落ち・・・
1話目が読めるところ

うーんすごい!1話・44ページという限られたページ数の中で、幕開けから次話へのつなぎまで、凄すぎて思わず唸ってしまった!さすが『僕だけがいない街』の作者、三部けい先生といったところでしょうか!

いや、今の所どんな展開のストーリーなのか全くわからないんですが、ラストの衝撃といったらもう…!この先生の特徴として、重大な伏線が何気ない形で隠されていたりするので、この1話目も何度も読む価値があるかもしれません。

無料で読める場所が今の所ないのが残念ではあるのですが、未読の方にはどこかのタイミングでぜひ読んでみていただきたいです!

おわりに

ということで、以上が11月のランキングになります。今後も毎月こういった形で、作品を紹介していければと思いますので、ぜひチェックしてみてください。更新情報はTwitterでやっていこうと思います。

んでは、今日はこんなところで!!

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