
Contents
はじめに
もう2020年の12分の1が終わってしまったなんて信じられますか!
ジャネーの法則・・・いわゆる「大人になればなるほど時間が短く感じる」っていうヤツですが、最近はそれをひしひしと実感しています。人生ってあっという間なんだろうなぁ。悔いのない人生を送りたいですね。
そんな人生を豊かにしてくれる・・・マンガ!
1月も沢山の新連載が始まりました。自分が読んだだけでも30作品以上。その中から特に面白かった10作品を、あくまでも個人の感覚でランキング化して紹介します。
「漫画の新作をどんどん応援したい!」という僕の思いから、毎月実施しているこの企画。この中から未来の「マンガ大賞」が生まれればいいなぁと思いつつ…それでは1作品ずつ紹介していきましょう!
第10位『仁義なき婿取り』
【Sho-Comi3・4合併号は発売中】
🏅新連載!表紙&巻頭カラー#仁義なき婿取り
裏社会ウェディングバトルロワイアル、始動!🏅別冊ふろく #突然婚
よみきり6編収録❤️🏅3号連続ふろく【第1弾】
人気ブランド #BABY コラボ#パールチョーカー電子版もあるよ📲https://t.co/YXpFTFOoOv pic.twitter.com/eB2rMZYjRy
— Sho-Comi編集部 (@ShoComi1) January 5, 2020
作者 | 佐野愛莉(『ハツコイダンス!』) |
---|---|
掲載誌 | Sho-Comi |
キャッチコピー | 極道×結婚 騙し討ちバトルロイヤル、開幕。 |
あらすじ | その男、蛇よりもしつこく追い詰め、その女、蝶よりも艶やかに舞い去る。 月城組総帥孫娘・愛夏羽(あげは)。16歳。誕生日に火蓋が落とされた婿取り合戦の行方は――! |
1話目が読めるところ |
月城組(ヤクザ)の娘の婿取り合戦ということで、いろんな極道が求婚してくる的なストーリーになるんだと思います。ジャンプの『ニセコイ』に近い展開かも。
1話では、主人公・愛夏羽(あげは)が思いを寄せてた猫カフェの店員・キラが、実は極悪ヤクザだったという展開。そして、アゲハとキラがタイマンを張るところで終了するのですが、このシーンがまるで少女漫画感がない。主人公のセリフが「お前だけは絶対許さない!」ですからね。
ここからキュンキュンの少女漫画になる展開がまったく想像できないのですが、その点含めて続きがすごく楽しみ。
第9位『メイカさんは押しころせない』
「このメイドさん、〇〇〇すぎて要注意⁉」
ニコニコ静画にて大人気のメイドコメディが「週刊少年チャンピオン」で連載中!
週チャンは毎週木曜日発売!
第1、2話はコチラから!→https://t.co/5tkKsvFX4u
おまけや、ここでしか読めないエピソードなどはコチラ!→https://t.co/wz7VWSrAd8 pic.twitter.com/1lOv8ejZHW— 「メイカさんは押しころせない」公式 (@meikasan_meika) January 29, 2020
作者 | 佐藤ショーキ |
---|---|
掲載誌 | 週刊少年チャンピオン |
キャッチコピー | このメイドさん〇〇〇すぎて要注意!? |
あらすじ | メイカはある理由で晃汰の身の回りの世話をしており、「晃汰さんに対して特別な感情を抱いているとか、そういう邪な気持ちは一切ない!!」と自分では思っていた。しかし言動のところどころで、晃汰に対する好意があふれ出てしまい……。 |
1話目が読めるところ | http://arc.akitashoten.co.jp/comics/meika/1 |
なんだろう、「同い年のメイドさんがいて、主人公に対する溢れる気持ちを押し殺してる」なんて設定、もうありふれまくってるとは思うんですが、すごく面白い。
オチとか、ちょっとした小ネタが大げさすぎず、ちょっとクスッとなるちょうどいい笑いで、それが心地良いからかもしれません。
本誌に掲載されていた1話2話がすごくよかったのですが、ここから先はどうなるのか…なにせ、元ネタのSNS掲載作品は7話までで220万回読まれている(ニコニコ静画)らしいのです。これから登場するであろう新キャラとかにも大いに期待できますね。
第8位『リトル・ブル』
おはようございます、ついに「リトル・ブル連載開始になりました!かっこ可愛いエミちゃんを描けるように頑張ります🙇♂️目指せ甲子園やきうの時間だー!!
#スポブル#マガポケ https://t.co/ap4CLAXFZp https://t.co/ap4CLAXFZp— ファンキー佐藤/駿光🤠リトル・ブル連載開始!絶ステ13応募済み (@FunkySatou) January 23, 2020
作者 | 原作/Cボ 漫画/佐藤駿光 |
---|---|
掲載誌 | マガジンポケット |
キャッチコピー | 高校野球界に160キロを投げる女子が殴り込み!? |
あらすじ | 昨年あと一歩で甲子園を逃した県立天手東高校野球部。最後の年に懸ける主将・馬場は、中学時代の対戦相手・牛島 翔をスカウトするも断られてしまう。代わりに翔が薦めたのは、双子の妹・エミ。普通の女子高生にしか見えないエミは、しかし、とんでもない野球の天稟を持っていた…!! |
1話目が読めるところ | https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156743248686 |
よくある文系メガネキャラが野球頑張る話かなと思ったら意外な展開!野球の才能があるのは、これまで双子の兄の名を偽ってきた女の子でした。というストーリー。
まあサムネイルの絵が女の子なので、普通に考えれば分かる展開っちゃ展開なのですが普通に驚きました。このサプライズをもって、今後どう話を展開できるかがポイントですね。
双子の兄貴(運動音痴)がどうストーリーに関わってくるかも気になります。もしかしたら双子の妹が交通事故でなくなり、兄が甲子園を目指す展開なのかもしれない…(そう考えると『タッチ』のストーリーって改めて衝撃的ですね)
第7位『GANTZ:E』
「GANTZ」「いぬやしき」などで知られる #奥浩哉 さんが原作を手がける新連載が「週刊ヤングジャンプ」でスタートしました。https://t.co/jRo1hma4XT
— 毎日新聞 (@mainichi) January 9, 2020
作者 | 原作/奥浩哉(『GANTZ』『いぬやしき』) 漫画/花月仁(『ゼウスの手』) |
---|---|
掲載誌 | 週刊ヤングジャンプ |
キャッチコピー | 奥浩哉原作時代劇、始動! |
あらすじ | 時は江戸、百姓の半兵衛と政吉が出会った時、物語は大きく動き出す。 |
1話目が読めるところ | https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156738491475 |
何も知らずに読んだときは思わず拍手を送りたくなりました。
GANTZ原作者の新作!今度は時代劇!というアオリで、ワクワクしながら読んでみると、なんだかちょっと既視感のある1話の展開。(あれ、これGANTZの1話目に似てない…?)
そして、最終ページの見開きで登場する謎の部屋と、中央の黒い玉。これ、GANTZじゃん!
この驚きはリアルタイムで何も知らずに1話を読んで、初めて体験できるものだったと思います。出オチにならないように期待したいですね!
第6位『陽気なしめりけ』
新連載を開始したため、Twitter始めました。 pic.twitter.com/IcI6BSPMXg
— 緒木鈴人 (@ogisuzuhito) January 11, 2020
作者 | 緒木鈴人 |
---|---|
掲載誌 | ゲッサン |
キャッチコピー | 気になるあの子を振り向かせるため、陽気なキャラを健気に目指す。根暗な少年しめりけは、あなたの心にも棲んでいるはず。 |
あらすじ | 陰気な少年、根暗しめりけは、クラスのマドンナ広印美笑子ちゃんに密かな憧れを抱いていた。 彼女の好きな男の子のタイプが「陽気な人」である事をふとした瞬間に耳にしたしめりけは、泥の沼を泳ぐような日々を脱却し、陽気なキャラをひた目指す事を決意したのであった…! |
1話目が読めるところ |
たまに登場する、自分の理解の範疇を超えたギャグ漫画。その中でもビビビと来たのがこの『陽気なしめりけ』です。
独特なコマ割り、台詞回し。どことなく昭和な雰囲気の絵のタッチが醸し出す独特な世界観が癖になります。オチも秀逸。
きっと癖になるシュールギャグの境地がここに!
第5位『アンデッドアンラック』
おはようございます!今週の週刊少年ジャンプ2020年8号好評発売中!!この僕が英訳を担当させていただきました戸塚慶文先生の新連載「アンデッドアンラック」が遂にスタート!!是非お買い上げください、またはアメリカで英語版を読みたいお方は是非SHONEN JUMP公式HPへ!#wj08 #アンデッドアンラック pic.twitter.com/8DCzC9H2BL
— David Evelyn (@shinhoroko) January 19, 2020
作者 | 戸塚慶文 |
---|---|
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
キャッチコピー | 異能×異能の異色バディ!! |
あらすじ | 死を覚悟した不運【アンラック】な少女の前に、現れたのは死を求める不死【アンデッド】…!? 悪辣!暴虐!真っ裸!前代未聞のピカレスク・ヒーロー、ジャンプに登場! |
1話目が読めるところ | https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156747971125 |
読み切りの頃から異彩を放ってなのですが、ジャンプで久々に骨太な新連載が始まりました。触れたもの皆不運にしてしまう女の子と、死にたくても死ねない男の冒険譚!
ちょっとした恋愛要素もいいなぁと思いつつ、本筋はド派手なアクション作品。能力者も「負の能力」がメインなのでちょっと変わった展開も期待できます。これから出てくる登場人物たちにも期待!
特に1話はスケール感含めて読み応えのある展開でした。長く続いてくれるといいなぁ。
第4位『なれの果ての僕ら』
今日発売マガジン7号新連載『なれの果ての僕ら』、担当しています。よろしくお願いします。
『骨が腐るまで』の内海八重さん、約2年ぶりの連載です。「自分で考え、自分で背負え」
事件は52時間で解決した。12人が死んだ。
閉ざされた教室で何があったのか。サスペンスです。ぜひマガジンで。 pic.twitter.com/yU8o9hpmJA
— ハシモト@マガジン編集部 (@wmhashimoto) January 15, 2020
作者 | 内海八重(『骨が腐るまで』) |
---|---|
掲載誌 | 週刊少年マガジン |
キャッチコピー | 自分で考え自分で背負え。それが、生きるということだ。 |
あらすじ | 事件は52時間後に解決した。その間、12人が死んだ。――閉ざされた教室で、ヒトは獣になったのだ。同窓会のために母校に集った四ノ塚小学校元6年2組のメンバー27人は、そのまま監禁された。首謀者の名は夢崎みきお。「極限状態での善性」を問う実験は、薄皮をはぐように、人間の本性を暴いていった。疑惑、欲望、暴露、復讐、そして裏切り。道徳を糾弾する、倫理崩壊サスペンス。 |
1話目が読めるところ | https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156740222662 |
『骨が腐るまで』内海先生の最新作です。『骨が〜』は続きが気になってしょうがないサスペンスものだったのですが、本作もその勢いを踏襲しており、はやく2話目が読みたくなるような展開になっていました。
いわゆる「教室サスペンス」で、はじめに12人死ぬという事実を提示され、その経緯を楽しむストーリー。密室となった教室で、何が始まろうというのか。
犯人も最初から明かされるのですが、この人物が『3年A組』のように実はいいやつなのか、『悪の教典』のように根っからの悪なのか、どっちに転んで行くかが大きな見所です。
第3位『鉄界の戦士』
墨佳遼の新連載が月マガで始動、4本の鉄の腕を持つ少年を描くバトルアクションhttps://t.co/PU8fbjHFo1 pic.twitter.com/Ci6L1506MB
— コミックナタリー (@comic_natalie) January 6, 2020
作者 | 墨佳遼 |
---|---|
掲載誌 | 月刊少年マガジン |
キャッチコピー | 見る前に、跳べ!超次元アクション新連載! |
あらすじ | 世界を、人々を、すべてを壊す100対の鉄の腕を持つ悪魔。絶望の先には、絶望しかなくとも戦士たちは挑む!すべての生き物が鉄の腕を持つ世界。2対の鉄の腕を持つ少年・アシダカは、仲間を集め、来たるべき聖戦へ――。 |
1話目が読めるところ | https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156731973287 |
もうとにかく引き込まれる世界観と設定に感服。スチームパンク物が好きな方にはどハマりすると思います。
うるっとくる展開、ラストで提示される巨大な敵。読み物としての1話の出来も相当クオリティが高かったです。
絵が少しごちゃごちゃしている感じがあって受け付けない方もいるかもしれません(ジョジョとか、藤田和日郎先生みたいな感じ)。でも、それを凌駕するスピード感があるので、まずは騙されたと思って読んでほしい。きっと、すぐに次の話を読みたくなること間違いなしです。
第2位『機動戦士ガンダム バンディエラ』
本日発売の週刊ビッグコミックスピリッツ にて、新連載「機動戦士ガンダム バンディエラ」(原作:矢立肇・富野由悠季)を開始させていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します…!! pic.twitter.com/lPvmliwNFD— 加納梨衣 (@kanoukanouk) January 20, 2020
作者 | 加納梨衣 原作:矢立肇・富野由悠季 |
---|---|
掲載誌 | 週刊ビッグコミックスピリッツ |
キャッチコピー | ソレは、ある日突然訪れる。君は生きのびることができるか。 |
あらすじ | 宇宙世紀0079、一年戦争は連邦の「オデッサ作戦」によって戦局に大きな変化を迎えていた。 一方 宙域では、戦況打開のため、ジオンによる新たな部隊が編成されていた。 その特殊部隊には「左利きのザク」がいて――!? |
1話目が読めるところ | https://bigcomicbros.net/comic/gundam_bandiera/ |
一年戦争ということなので、ファーストガンダムの世界観と同じ作品。僕は過去に1回だけ観たことがある程度なのですが、それでも「作品の裏側を描く」という設定にワクワクが止まりません。
単純にストーリーとしても面白かったです。1話目は主人公と思っていた人物が早々に死んでしまい、実はその殺めた人物こそが本作の主人公だったという展開。なかなか秀逸です。
1話ながらに、人がバンバン死ぬ絶望感。ガンダムの名台詞「悲しいけどこれ戦争なのよね」をまさに体現しています。
これからファーストガンダムのいろんな出来事をなぞらえて裏側が描かれていくと思うので、復習してから読み進めるとよりいっそう楽しめそうですね!
第1位『ボーイズ・ラン・ザ・ライオット』
第77回ちばてつや賞受賞作『明るい』という作品でした!
明日1/27(月)発売のヤンマガ9号で学慶人さんの新連載『ボーイズ・ラン・ザ・ライオット』が始まりますので、そちらも応援よろしくお願いします! pic.twitter.com/mKuQ7W6aQP
— ヤングマガジン白木 (@ym_shiraki) January 26, 2020
作者 | 学慶人 |
---|---|
掲載誌 | ヤングマガジン |
キャッチコピー | “当たり前”も“不自由”も己の服でブッ壊せ! 凸凹バディのファッション青春譚!! |
あらすじ | 「身体は女性、頭の中は男性」の高校生・凌。性の不一致にも、それを受け入れられない 自分にも苦しむ彼の人生は、服を愛するゴーイングマイウェイ男・迅との出逢いで大きく動き出す。 |
1話目が読めるところ | https://yanmaga.jp/c/BRTR/ |
今月始まった新連載の中で、もっとも心の奥にガツンと響いたのがこの作品でした。
性同一性障害の主人公が、パッと見とっかかりにくい友人と一緒にやりたいこと(自分たちのブランドを立ち上げること)を全力でやっていく、という話です。
重いテーマを扱っているようですが、あくまでもメインストーリーは「ファッションブランドの立ち上げ」と「友情」に軸を置いた本作。1話読んだだけでも登場人物に愛着が湧き、彼らを応援したくなる、そんな作品になっています。
誰しもが何らかしらの悩みを抱えるのが若者という生き物なのですが、彼ら一人一人に勇気を与えてくれるような作品になっていく未来が見えそうです。超絶期待!
おわりに
以上、1月に新連載となった作品のうち、これから流行りそうな作品をまとめてみました。今後も毎月こういった形で、作品を紹介していければと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
更新情報はTwitterでやっていこうと思います。
んでは、今日はこんなところで!!