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漫画『天国大魔境』あらすじと1巻目レビュー:次に来るマンガ確定だ!(このマンガがすごい2019)

天国大魔境

僕は映画やドラマ、漫画などとにかくエンタメと呼ばれるものが好きで、多くの作品に触れています。

それでいて単純な思考回路の持ち主なので、だいたいの作品は素直に「面白い!」と思ってしまう性分。

しかし、後々友人にその作品について聞くと「面白くなかったねー」という感想だったこともしばしば。まあ、どちらかというと得な性格ですよね!!

そんな中でも、ビビビッ!と身体に激震が走るような作品に出会うことはまれだったりします。

今回ご紹介する作品は、まさに数少ない「ビビビッ!ときた作品」。先日1巻が発売されたばかりなのですが、すでに名作の匂いがプンプンしており、SNSでも話題になっているようです。数年後には誰もが知っている作品になる、そんな気すらします。

今回はそんな『天国大魔境』をご紹介します。

こんな人におすすめの作品です

  • 廃墟とか退廃した雰囲気が好きな人
  • 壮大なSFストーリーが好きな人
  • これから流行りそうな作品をいち早く知って自慢したい人

作品情報

作品名 天国大魔境
著者 石黒正数
ジャンル SF×週末
掲載誌 月刊アフタヌーン
連載開始 2018年3月
既刊 1巻
受賞歴 このマンガがすごい2019 オトコ編1位
メディア化

※2018年12月11日時点の情報です。

あらすじ

物語は2つの舞台が交互に描かれます。

  • 壁に囲まれた閉鎖空間と、そこで育つ子供達
  • 謎の生物がうごめく退廃した日本

閉鎖空間では、なにやら特殊な能力をもつ子供達が匿われている様子。主人公と思われる「トキオ」は、とある出来事をきっかけに「外の世界」を意識するようになります。

一方、退廃した日本ではマルとキルコの男女ペアが主人公。どうやら世界は15年前の何らかの事件でほとんど滅んでしまったらしい。そんな中で、ふたりは「天国」と呼ばれる場所を求めて旅に出ているのです。

1巻で大量の謎がちりばめられていてふたつの舞台がどう交わっていくのかが今後のポイント。すでに世界観が素晴らしくて、名作の予感しかしません。

特に「崩壊後の世界」を描いた作品って、ワクワクしますよね。廃墟とか、あこがれませんか?よく海外ドラマである「道端の車に乗り込んで、配線いじってエンジンかける」とか、やってみたい。

そんな作品の世界観がわかるようなPVが用意されていますし、1話は無料で読むことができます。

関連作品

まだ1巻ということもあり、ストーリーの本質には触れることができないのかなと思います。その代わり、この作品の様々な描写が色々な作品を彷彿とさせることもあり、今回はその紹介をしてみます。

これらの作品を好きな方はきっと『天国大魔境』にハマると思いますし、すでに『天国大魔境』にハマってしまったあなたには、これらの作品にもぜひ触れて見てほしいと思います。

それでも町は廻っている

石黒先生の代表作です!以前下記の通り記事にも書いたのですが『天国大魔境』のようなSFではなく、日常を切り取った作品。

それでも町は廻っている
漫画『それでも町は廻っている』:ゲームブックってとても良かったよね はじめに ゲームブックって、ご存知ですか? その名の通り、ゲーム感覚で読める本。つまり、文中に迷路やなぞなぞがあったり、時に...

ただ、そんな日常系作品でありつつも、のちのち『天国大魔境』につながるようなSFちっくなエピソードもちらほら。

いや、全体を通して見ると『それ町』も、もはやジャンルはSFなのかもしれない。そんな不思議な作品です。

AKIRA

既にいろーんな方が指摘していますが『天国大魔境』における廃退した日本の姿は、まさにAKIRAに出てくる「ネオ東京」を彷彿とさせます。実は、作者ご本人もAKIRAにインスパイアされていることはインタビューで言及されてるんですね。

また、もともと石黒作品の会話の雰囲気が、大友先生の作品のそれと近しいなぁという感じはしていたのですが、今作は設定やストーリーも相まって、一段とその雰囲気を醸し出しています。

寄生獣

寄生獣といえば言わずと知れた名作ですよね。人間と、人間に寄生する「寄生生物」との戦いを描いた作品ですが、結末とテーマ性で高い評価を受けています。

『天国大魔境』では、寄生獣の寄生生物っぽいデザインのモンスターが登場します。しかし、似ているのはその造形にあらず「人間とモンスターの対峙する瞬間」、ここにあるように感じました。

少年誌のような派手な描写ではなく、哀愁を感じさせる戦闘を描いている点では、同じ「アフタヌーン」の掲載だからか、どこか似た空気を感じる2作品です。

約束のネバーランド

謎の施設に閉じ込められた子供たち・・・1話を読むとどうしても想起していまうのが『約束のネバーランド』です。

場所の設定に加えて、それぞれの作品において共通するのが、子供たちの頭脳がズバ抜けていたり、なにかしらの能力を持っている点。キャラクターに個性があって、それだけで今後の展開が楽しみになります。

『約束のネバーランド』はアニメ化もされますし、本編もどんどん面白くなっていきます。海外ドラマのような驚きの展開の連続で、読み進める速度が止まらないこと間違いなし!

あげくの果てのカノン

先の『AKIRA』に加えて、退廃した日本を描く作品(終末系作品)って、今思いつくだけでもかなり挙げられます。『ドラゴンヘッド』『アイアムアヒーロー』『ハカイジュウ』、『コッペリオン』などなど・・・。

だいたい気になってしまうのが「なぜ世界がそうなってしまったか」。そして、その世界で主人公たちがどういう決意をするか。などなど。

それゆえに、これらの作品って割と似てしまう傾向にあると思うのですが、その中でも軍を抜いて特殊だなぁと思うのが最近紹介した『あげくのはてのいカノン』です。

終末SF系×メンヘラ不倫マンガですからね。斬新な設定に1巻から引き込まれること間違いなしです。詳しくはこちらの記事をのぞいてみてください。

漫画『あげくの果てのカノン』あらすじと感想:異色すぎる不倫の世界へようこそ はじめに ベッキーのゲス不倫を皮切りに、不倫や浮気ネタがニュースでよく取り扱われるようになった気がします。感覚的にですが。 ...

おわりに

ナタリーさんによる『天国大魔境』のロングインタビューがあって、非常に興味深い内容になっています。

1巻にして「既にSNSで話題」というのは先に書いたとおりですが、こんな企画が実施されるくらいなので、業界としても大注目の作品といえるでしょう。

作者の石黒先生の確信に迫る読み応えのある記事となっていますので、ぜひこちらも読んでいただき、準備万端の状態で1巻を読んでみてください!

では、今日はこんなところで!

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