
僕のような天パ、とりわけアフロにとってヘッドホンは天敵です。「天パの敵」と書いて「天敵」というのはまさこのこと。
つまり天パがヘッドホンを装着すると、こんな感じになってしまうのです。

はじめに
ヘッドホンの跡がアフロに残ってしまい、奇妙な木魚みたいになってしまいます。これでは街を歩けない!
音楽が好きな友人から「イヤホンは邪道。音楽はヘッドホンで聴くべきだ」と力説されて、ちょっと欲しくなったり。ヘッドホンを肩にかけて歩くのにちょっと憧れたり。それでも僕ら天パが手を出せなかったアイテムがヘッドホンなのです。
しかし!そんな僕でも1つだけ「二度と手放せないヘッドホン」を持っていまして、本日はそれをご紹介したいと思ってます。特に、映画や音楽好きの方に超絶おすすめしたい一品です!
SONYサラウンドヘッドホン

このヘッドホンですが、外出用ではなくあくまでも家用。僕は映画やライブDVDを鑑賞するする際に使用します。なお、数年前に購入したので写真のものは型落ちですが。
このヘッドホンの特徴は何と言っても「9.1ch」を再現していること。マンションや賃貸だとこの環境を構築するのは少しハードルが高いですが、サラウンドヘッドホンがあれば、手軽に9.1chの環境が楽しめるのです。
9.1chって?
そもそも9.1chってなんなの?というお話。数字はスピーカーの数を表してます。前方に5つのスピーカー、後方に4つのスピーカー。この9つに加えて低音がズンズン言う「サブウーファー(0.1)」を加えた環境が「9.1ch」っていうことになります。
イメージはこんな感じ。

こうすると、自分の周囲にスピーカーが配置されていることになるので、よく映画館で感じる「右から左に車が駆け抜ける」みたいな音の臨場感を感じることができるようになるんですね。
しかし、実際にこれをやろうとすると場所もとるし、お金もそれなりにかかります。ちょっと億劫ですよね。
そんな方にピッタリなのが、このサラウンドヘッドホン。これを装着すれば、9.1chのスピーカーを設置したのとほぼ同じ体験ができるのです。
サラウンドヘッドホンの素晴らしさ
臨場感と没入感

何と言ってもこれが最大の特徴であり、最大の利点。
「映画は映画館で観るべきだ」と主張する人は多いです。なぜなら「映画館では臨場感や没入感がスゴイから」。僕も、なるべくなら映画は映画館で観たい派です。
サラウンドヘッドホンで100%映画館のような環境を作れる訳ではないですが、少なくとも雑音を排除でき、音が立体的に聞こえることで、テレビのスピーカーを通すより何倍も臨場感・没入感があります。サラウンドヘッドホンを通して観た方が、作品の魅力が増す感覚すら覚えます。
また、映画に加えて「ライブDVD」をこのヘッドホンで鑑賞した時は度肝を抜かれました。 なにせアーティストの声が前方から、お客さんの声が後方から聴こえてくるんですよ。目を閉じると、本当にライブ会場にいるみたいな錯覚を覚えます。
ちなみに、アイドルなどの激しいライブ鑑賞時には向いてません。頭振りすぎて、ヘッドホンがどっかに飛んでっちゃうから・・・。
ワイヤレス

このヘッドホンがワイヤレスであることも、臨場感・没入感を感じさせる一つのポイントです。
目の前に配線がチラチラ見えると、どうしても気が散ってしまうもの。それがないだけで、ストレスもあまり感じません。
ただ、ワイヤレスということもあり、充電が必要なのと、プツプツと音が途切れることもたまにあるのが難点。まあ、ここら辺は最新のモデルだと改善されているかもしれませんが。
夜中でも大音量で

僕が映画を観るタイミングは、決まって家族が寝静まってから。
普通に観ようとすると、当然音量を落とさなきゃいけませんが、ヘッドホンがあればどんなに大音量で聴いても怒られません。
違うケースとして、たとえば賃貸の場合。昼であっても、場合によっては音を出しづらいっていうのがあるかと思います。僕も、昔住んでた木造の賃貸は隣の生活音が聞こえるところだったので、そういう場所で派手なアクション映画を観るのは気が引けていました。
そんな方にも、ワイヤレスヘッドホンという「大音量で映画や音楽を楽しむ方法」があるということを、知っておいていただければと思います。
おわりに
僕も本当は街でもヘッドホンをつけたいんですけどね・・・!天パとはやっかいなものでして。
家用とはいえ、2〜3時間も装着しているものですから、しっかりとくっきりと跡はついてしまい、結局アフロは奇妙な木魚へと変容します。
なので、僕の場合は結局こういう装着感。前方に持ってくるイメージ。ナダルスタイルですね。

ああ、天パでもつけられる「頭の上を通さない」ヘッドホンとか出ないかなぁ・・・!
といいつつ、天パでもサラサラヘアーでもオススメできる「SONYのサラウンドヘッドホン」。こういうのって本来不要なものだし、ちょっと値は張るけど、日常を豊かにしてくれることは確かです。特に映画好きな人、音楽好きな人は買って損ないと思います!
では今日はこんなところで!