映画レビュー

映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』やりすぎイースターエッグ

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はじめに

ディズニーの映画を大人が観るのはダサい!なんて全然思ってなくて、むしろ最近は大人だからこそわかる、ディズニー映画の良さっていうものがあると思うんです。

なので、最近は積極的にディズニー映画を劇場で観るようにしてるんですが、なんだかんだで自分の座席の周りがキッズや若い子ばっかりだと緊張しちゃうんですよね。

今回観てきた『シュガー・ラッシュ:オンライン』も案の定、女子高生と少年の間に挟まれ、独りポツンと鑑賞・・・っていう状況でした。

笑いどころが若干違うのが気まずかったりして・・・(妙なところで「グフフ・・・」となって、変な空気になったり)

そんなこんなで、作品に全然集中できなかったのですが、まあ安定して面白かったです!

まあ前作『シュガーラッシュ』が名作過ぎたので、それと比べるとマイナスな印象もありましたが、物語の構成力や『シュガーラッシュ』ならではのパンチの効いた小ネタはさすがでした!

今日は、そんな 『シュガー・ラッシュ:オンライン』についてご紹介!

作品情報

作品名 シュガー・ラッシュ:オンライン(原題:Ralph Breaks the Internet)
公開 2018年11月(米国)
監督・脚本 リッチ・ムーア(ズートピア)、フィル・ジョンストン

前作『シュガー・ラッシュ』について

あらすじ:アクション・ゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の敵キャラを30年間も演じているラルフ。人々から嫌われている状況にうんざりしていた彼は、自分のゲームの世界を抜け出してお菓子だらけの世界でレースが繰り広げられるゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界へ。そこで彼は、仲間外れにされてレースに出ることを禁止されている少女ヴァネロペと出会う。お互いに孤独を抱えていた彼らは意気投合し、友情を深めていくように。だが、違うゲームのキャラクター同士が遭遇することはゲーム世界のおきてに背く行為であり……。

レトロゲームばかり置いているゲームセンターが舞台。「もし、ゲームの中のキャラが実際に生きていたら?」という「トイストーリーのゲーム版」的な設定で、各ゲームのキャラたちが、電源ケーブルを伝ってそれぞれのゲームを行き来し、ドタバタ劇を繰り広げる、という感じの作品です。

「フィックス・イット・フェリックス」の敵キャラ「ラルフ」と、「シュガー・ラッシュ」のキャラ「ヴァネロペ」の友情が涙を誘う良作でした。

ストリートファイターIIのキャラやパックマンも登場するなど、当時はそのサプライズ感が話題になったのですが、続編『シュガーラッシュ・オンライン』はもっとすごかった!!

『シュガー・ラッシュ:オンライン』のあらすじ

シュガーラッシュオンライン_相関図

ざっくり、物語の導入部分の相関図と流れを描いてみました。

前作はあくまでも「ゲームセンター内」にとどまったお話でしたが、今回は2人がインターネットの世界に飛び出すことで、話が大きく広がっていきます。

ゲーム「シュガーラッシュ」が壊れてしまい、そのの部品をebayで調達するために、飛び出た2人。

ラルフはBuzzTube(YouTube的なサービス)で動画を投稿し、その部品調達の資金集めにいそしむ一方、ヴァネロペは「スローターレース」というエキサイティングな世界を知ってしまったことで、徐々にインターネットの世界に残りたいと思うようになります。

果たして、二人の友情はどうなってしまうのか!?という展開。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』の魅力

やりすぎイースターエッグ

ここでいうイースターエッグとは、いわゆる「小ネタ」の事。

この手の映画は、最近だと『レディプレイヤー1』が記憶に新しいですね。ハリウッド映画にガンダムやメカゴジラが登場して度肝を抜かれたのがつい最近のように感じます。

『シュガーラッシュ』の場合は、前作ではザンギエフやベガ、パックマンの登場が話題となりましたが、本作はインターネットの世界が舞台となっているため、たくさんの「実在する企業やサービス」が登場ています。

ストーリーに大きくかかわってくるeBayのような企業もあれば、Googleやtwitterはもちろん、一瞬だけ楽天も出てましたし、それを探すのがまず楽しい!

インターネットやYouTubeに対する風刺もキレッキレ。「検索予測機能を実際にキャラクターがやったらシュール」「YouTubeには猫や赤ちゃんの動画ばっかり」。ここら辺も、今のインターネットを絶妙に上手く描いてるなあと。

 

途中「インターネットの墓場」的な場所が登場するのですが、ボロボロになった舵輪(おそらくネットスケープ)やマウスポインタが落ちててちょっと笑ってしまった

 

キャラクターのイースターエッグでいうと、「ディズニー」「ピクサー」「マーベル」「スターウォーズ」のキャラたちが一堂に会する場面があって、改めて「ディズニー無双」やべえ!っていうのを感じました。映画業界のシェア握りすぎ!

それから、予告編やポスターにも登場していますが、何より「過去ディズニー作品のプリンセスたちが集結してる」あの感じ。これが想像以上に凄い絵でしたね。

デイズニープリンセス版”アベンジャーズ”

物語の途中でディズニーのWebサイトが登場し、そこに過去映画のプリンセス達が住んでいるという設定なのですが、ヴァネロペとプリンセス達の会話シーンは圧巻でした。

なにせ、自分たちで「プリンセスあるある」をいじってましたからね。ディズニーよくやるなぁと。

たとえば、よくあるプリンセスが歌いだすシーン。あれは「水面を見て夢を思うと」勝手にBGMが始まってスポットライトが当たる仕組みらしく、プリンセスたちがヴァネロペにやり方を指南します。

そのほか、「プリンセスたちは実は私服にあこがれてて、結果みんな私服を着ちゃう!」などなど、今までにない斬新な切り口で描かれていて、正直このやり取りのシーンだけでも1時間くらいずっと観ていたい!と思う出来でした。

自分は吹き替え版で鑑賞したんですが、声優陣もまさに「アベンジャーズ」ですね。よくここまで集めたもんだ、と。

シュガー・ラッシュ:オンライン(プリンセス)声優陣

キャラクター 声優 オリジナル
白雪姫 小鳩くるみ 小鳩くるみ(1980版)
シンデレラ 鈴木より子 鈴木より子(1992版)
オーロラ すずきまゆみ すずきまゆみ(1995版)
アリエル 小此木まり すずきまゆみ
ベル 平川めぐみ 伊東恵里
ジャスミン 麻生かほ里 麻生かほ里
ポカホンタス 土居裕子 土居裕子
ムーラン すずきまゆみ すずきまゆみ
ティアナ 鈴木ほのか 鈴木ほのか
ラプンツェル 中川翔子 中川翔子
メリダ 大島優子 大島優子
アナ 神田沙也加 神田沙也加
エルサ 松たか子 松たか子
モアナ 屋比久知奈 屋比久知奈

こう見ると、アリエルとベル以外は全員オリジナルと同じキャストです。これって凄いことだと思いませんか!

プリンセス以外にも、ベイビー・グルートの遠藤憲一さんや、バズ・ライトイヤーの所ジョージさんの名前もありました。

実写だと同じタイミングで揃わなければならないというハードルがあり、ここまで集まることは不可能だと思うんで、まさにアニメならではの夢の共演だと思います。

おわりに

イースターエッグや声優の共演が凄い事はわかった。じゃあ肝心のストーリーはどうだったのか?という点については、色々思うことがあったのですがネタバレになるので、劇場公開終了後にでも書いてみようかと思います。

ディズニーが描きたかった「新しいプリンセス像」。ヴァネロペはみなさんにどのように映るでしょう。

実は、そのディズニーの戦略が「ラルフ」という新しいプリンセスを生んでしまった!!と僕は感じているのですが、それがつまりどういう事なのかは、ぜひ劇場でチェックしてみてください!

 

ちなみに、今回初めて「相関図」を描いてみました(iPadとApple Pencilの購入に浮かれた)。

実は、「オチはこうだった」というパターンの相関図も描いてみたのですが、相関図を描くことによって作品のストーリーを整理できたり、後々振り返った時に作品の内容を思い出せたり、何より楽しかったので、今後の作品紹介でもやってみようかなと思ってます!

では、今日はこんなところで!!

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