映画レビュー

映画『ONE PIECE STAMPEDE』感想:最高!でもちょっと惜しい!?(がっつりネタバレ)

stampede_thumbnail

はじめに

ONE PIECEファンにとって、今日2019年8月9日は祭りの日!3年ぶりの映画『STAMPEDE』の公開日だからです。

アニメ20周年を記念したお祭り的な内容になるということで、期待大!2009年に公開された『STRONG WORLD』も、当時相当話題になった記憶がありますが、今回も同じような熱量を公開前から感じてました。

僕も、これまでの劇場版作品をイッキ観し、準備万端!

onepiece_thumb
【ゆる絵で解説】『劇場版ONE PIECE』シリーズのネタバレとラスボス紹介 はじめに 今年(2019年)は本当に映画が豊作で、特にシリーズものがアツいんですよ。『アベンジャーズ』『X-MEN』『トイストーリ...

ということで、例のごとく公開初日に観てきましたー

作品情報

 

作品名 『ONE PIECE STAMPEDE』
公開 2019年8月9日
監督 大塚隆史
脚本 冨岡淳広/大塚隆史

『ONE PIECE STAMPEDE』あらすじ

海賊の海賊による海賊のための世界一の祭典・海賊万博に招待された麦わらの一味は、万博の目玉「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」で世界中から集まった海賊たちとお宝争奪戦に奔走する。その熱狂の裏で、海軍が海賊を一網打尽にするため潜入捜査を開始。さらに元ロジャー海賊団の“鬼”の跡目ことダグラス・バレットが、ルフィたちの前に立ちはだかる。(Yahoo!映画より)

「stampede」という単語には色々な意味がありますが、今作においては「総崩れ」という訳がしっくりくる気がします。

ロジャーの残した宝目当てに、いろんな海賊が押し寄せ、そのうち海軍や革命軍やCP0も集結する中で、バレットという敵キャラが最強の力をもって一気に壊滅させようとする、というストーリー。

バレットを食い止める、という共通の目的の中で、普段はみられない海賊・海軍・七武海の共闘がみられる豪華な作品となっています。

『ONE PIECE STAMPEDE』ネタバレ感想

ここからは主に鑑賞された方向けの発信になりますが、この映画、むちゃくちゃ思うところがありました。

まず、いろんなレビューサイトを見る限りはとにかく評価が高くて、僕が観終わった後も隣の大学生は「いや〜めっちゃ面白かった!」と、そう漏らしていました。

確かに、今作はこれまでとは比べ物にならないくらい沢山のキャラクターが登場します。そして次から次へとファンサービスの嵐。

思わず身を乗り出してしまうくらいアツいシーンが何回もあるので、これまでの劇場版シリーズには無かったワクワクを感じることができました。

その点では最高です。ただ、僕は「残念だなぁ」と思うことも結構ありまして…(まあ、僕ももう31歳ですから、対象年齢を外れたおじさんの小言と思って聞いていただければ…)

ファンサービスについて

まず、今作はファンサービスに振り切りすぎて、アツいシーンを成立させるための過程がかなりムリヤリだなぁと思いました。

そのキャラクターがなぜそこにいるのか、その意味づけはもっと丁寧にしてほしかったなぁと。

たとえば最初の「最悪の世代」の対決とか。確かに展開はアツいんですけど。きっかけもなく、同じタイミングで同じ場所にその世代が全員揃うっておかしくない?とか思ってしまいます。

他のムリヤリ展開でいうと、今回特に思ったのは、みなさんわりと好評な「ビジョビジョの実」。幻影を生み出すことのできる能力なんですが(ちなみに、能力者の歌姫アンの声優が元AKBの指原さんなんですが、結構上手かった…!)。

ラストで、エースの幻影を登場させるという、超絶アツいシーンがあるんですけれど、そこしか能力使うシーンがないんですよ。だったら、もっと本編にその能力を絡ませた上で、最後にそのシーンがあった方が絶対よかったなぁと思うんですよね。

ちなみに、ルフィの懸賞金が15億B(ホールケーキアイランド後)なのにも関わらず、麦わらの一味が全員いるっていうのも時系列的にはおかしいのですが、そういう矛盾はむしろ気になりませんでした。

ラスボスについて

今回のラスボスは、元ロジャー海賊団のクルーにして、インペルダウンレベル6から脱出したという強キャラです。

「ガシャガシャの実」の能力者で、いろんなものと合体できます。さらに、悪魔の実の能力が「覚醒」しているので、最終的には島と合体して超巨大サイズになります。

これまでの劇場版作品と明確に違うのは、取り巻きの戦闘キャラがいないこと。なので、劇中はほとんどこのバレットと誰かが戦っているシーンであるといっても過言ではありません。

ただ、このキャラ、あんまり魅力ないなぁと思うのが正直なところでして。

というのも、劇中では生い立ちは多少語られるものの、心理描写がほとんどないんですよね。(孤高の最強にこだわるけど、なぜこだわるのかはそこまで描かれていない)

最近の映画だと「Z」のゼファーや、「GOLD」のテゾーロはそこら辺が深掘りされていて、共感できる敵キャラだったのですが、今回はそれがありませんでした。

共闘について

物語終盤では、ポスターにも描かれてるルフィ、ロー、スモーカー、サボ、ハンコック、バギー、クロコダイルの共闘シーンがあります。

今作の目玉である共闘。だからこそ、ここはもっと上手くやれたのではないかと!(いや、どの目線で言ってんだ!って話ですが)

共闘といえば、最近はディズニーのオハコ芸(『アベンジャーズ』とか、『シュガーラッシュオンライン』とか)を観まくってしまっていることもあり、単純にハードルが上がっているのもありました。

そんな中、一応ローの作戦っぽいのがありましたけど、結局は各々が一撃ずつ食らわせるという戦い方で、クロノ・トリガーの「さんにんわざ」みたいに、キャラ同士の合体技みたいなものが全くなかったのです。

本当は、スモーカーの煙をハンコックが石化させて、それをサボが駆け上がって…みたいなのを期待してたんですが、それは望みすぎでしたかね。

ラストはルフィとバレットの一騎打ちになるんですが、これも「みんなで倒す!」感があっても良かった気がします。(まあ、ONE PIECEは一騎打ちの美学があるので、難しいかもしれませんが)

おわりに

とまあ、色々書いてきましたが、ハンコックとルフィのやりとりが久しぶりに見れたり、ウソップの超かっこいいシーンがあったり、ウルージさんはやっぱり強かったり、見所が沢山ある映画である事実は変わりありません。

あとはですね、毎回楽しみにしている「先行来場者特典」。今回は「ばんぱく」ということで「10089巻」なのですが、これはやっぱりテンションあがりますね。

10089巻には、本編で登場するキャラクター一覧があるのですが、これがまあ想像をはるかに超えるキャラクター数な訳ですよ。

パンダマンとかは結構見つけられたのですが、まさかお茶の間パパ(映画『オマツリ男爵と秘密の島』で出てきたやつ)までいるとは…!

これは、ウォーリーを探す感じで2回目も楽しめるいい仕掛けだなと思います。

もし、これから観る予定がある方は早めに観ることをオススメします。こういう来場者特典って、すぐなくなっちゃうイメージがあるので。

んでは、今日はこんなところで!

COMMENT

Your email address will not be published. Required fields are marked *