
二日連続にしてバレンタインデーの思い出を書くのも恐縮ですが、どうしても忘れられない出来事があります。
中学生の頃の話。当時モテなかった僕にも、一度だけ「机の中にチョコが入ってた」事がありました。
手作りではなく、市販のチョコだったのですが、もちろん机に入ってたということは何か深い意味があったかもしれないので、周囲には誰にも告げず。
ただ、胸には確かなテンションの高まりを秘めながらずっとニヤニヤしていた
矢先の事です。
2週間くらい経ってからでしょうか。
「〇〇さんは田中(僕のことです)の事が好きらしい」
という噂が立ち始め、
「あれ、あのチョコってまさか〇〇さんなのか?」
と思うように。
当時、〇〇さんはすごく大人っぽくて美人で、天パメガネチビ野郎の僕からすると雲の上のような存在だったので、もしそうだとしたら、願ってもないチャンスな訳です。
それからというものの、僕は〇〇さんを意識しまくってしまい、勉強や部活それどころじゃなかったんですが、イケてないグループに属してコンプレックスの塊だった僕が行動に移せる訳もなく、あっという間に月日がたち、チョコの真相も、〇〇さんの真相もわからないまま卒業する運びに。
あの頃は、〇〇さんが僕のことを好きだと信じきっていたので、いわゆる「やる後悔よりも、やらなかった後悔がでかい」的な話になるんでしょうが、
よくよく思い返すと、あの頃机に入ってたチョコって、半分くらい食いかけだったので
大量にチョコもらったやつが食い切れなくて、僕の机に仕込んだイタズラ
のセンが濃厚な気がしてきました。
思い違いで告白とかしなくてよかった…
映画『スリー・ビルボード』はサスペンスの名を語った人間ドラマ
<あらすじ ※Yahoo!映画より>
ミズーリ州の田舎町。7か月ほど前に娘を殺されたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、犯人を逮捕できない警察に苛立ち、警察を批判する3枚の広告看板を設置する。彼女は、警察署長(ウディ・ハレルソン)を尊敬する彼の部下や町の人々に脅されても、決して屈しなかった。やがて事態は思わぬ方へ動き始め……。
『スリー・ビルボード』予告編 | Three Billboards Outside Ebbing, Missouri Trailer
この作品は、ストレートな王道作品よりも、ちょっとひねくれた作品が好きな人におすすめな映画です。
すでに、ゴールデングローブ賞など色々な賞を受賞し、アカデミー賞の有力候補とされている『スリー・ビルボード』
アカデミー賞における作品賞は、
「社会問題をうまく扱ってるかどうかが問われる」
なんて言いますが、本作品は逆に狙いすぎなぐらい、社会問題を扱ってます。
ただ、本題はもっとシンプルに「人間の本質」を描いている映画で、登場人物の全員、悪い部分があるし、愛せる部分もある。
最後は、感動のラストがやってくるんですが、 そこに到るまでの、それぞれの「思い違い」がとても切なくて、中学のバレンタインを思い出さざるを得ません。
(ストーリーは全然関係ないんですが)
最後に、この映画を簡単にまとめるとこんな感じ(適当)

観た人ならわかる…はず!
ぜひぜひ劇場に足を運んでみてください!